□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木木直人のメールマガジン2012年1月13日第31号 ■ ========================================================= 国民必読の書である故柴野たいぞう元衆院議員の遺稿 ========================================================== 立ち寄った本屋で目にした「検察の死に花束を捧ぐ」(三五館) という本の事を紹介したい。 「国会議員が命を賭して言い遺したこと」という副題につられた 思わず手に取った。 読み進むにつれて一気に吸い込まれて行った。すぐに買い求めて 自宅で精読した。 これは凄い本だ。 初版発行が今年の1月5日となっているから出版されたばかりだ。 しかしどこの書評にも取り上げられていない。 あたかも意図的に無視されているかのようだ。 しかしおそらく司法、検察官僚はもとより、政治家、政治記者たち が皆で目を凝らせて読んでいるに違いない。 そのうち誰かが書評で取り上げるに違いない。 だからその前に真っ先に書いておきたい。 この本は検察・司法の国策捜査、国策犯罪に少しでも関心のある 国民にとっては必読の書である。 検察・司法の国策捜査、国策裁判のいい加減さ、恐ろしさ、無責任 さについては、やっとここに来て明るみにされつつある。 厚生労働省の村木厚子元局長の無罪判決の決め手となった検察の 証拠改ざん事件の発覚は検察の威信を完膚なきまでに失墜させた。 鈴木宗男が刑に服して出所し、反転攻勢の勢いだ。 小沢裁判が最終段階に入りつつある。 民間人の冤罪が次々と明るみにされている。足利事件、布川事件の 無罪が確定し、東電OL事件のネパール人容疑者の名誉回復が問われて いる。 数々の検察・司法の権力犯罪の実態を告発する本はこれまでも多くの 関係者や当事者の手によって世に問われてきた。 そしてついに真打ともいうべき告発本が登場したのだ。 それが冒頭で紹介した「検察に死の花束を捧ぐ」(三五館)である。 この本の何が凄いかといえば、著者がこの告発本の原稿を書き終えて 自殺しているということだ。 詐欺と所得税法違反の罪で東京地検特捜部に起訴された元衆院 議員の故柴野たいぞう氏の名前を記憶している読者はおられるだろうか。 元衆院議員の柴野たいぞう氏が自宅で首をつって自殺したのは東京 地裁で判決を言い渡される予定であった2011年9月5日の前日で あった。 世の中は原発事故や大震災の事で頭がいっぱいだった。 菅政権から野田政権に移行する政局の只中であった。 政治家の取り調べといえば小沢一郎ばかりだった。 その同じときに。同時進行の形で柴野たいぞう氏の取り調べが行われ ていたのだ。 そしてこんな検察・司法の犯罪が行われていたのだ。 生きていれば柴野たいぞう氏は有罪になったに違いない、だから覚悟 して自殺したのだろう、そう思った国民は多いかもしれない。私もその 一人だ。 もとより彼が有罪か無罪かの判断は私には出来ない。 しかしこの本の価値は、彼が有罪か無罪かとは関係なしに、死者の手 を離れて独自の価値を持つ。 検察・司法の権力犯罪の闇をこれまでの誰が書いた告発本よりも まぶしく照らしている。 この本を読めば国民は知るだろう。 小沢一郎や鈴木宗男事件は国家権力を背にした検察・司法の犠牲者に 違いない、と。 しかし、この本の価値はそこにあるのではない。 ここからが私がこのメルマガで言いたいところである。 この本が教えてくれることは、もし小沢一郎や鈴木宗男が権力を握って いたなら、検察や司法は小沢一郎や鈴木宗男を守り、それに代わるほかの 政治家を犠牲にしていたに違いない、ということである。 恐ろしいのは個々の政治家や官僚ではない。 彼らを犠牲者にも加害者にもさせる国家権力という目に見えない絶対的 な権力が恐ろしいのだ。 国民の手でその権力をコントロールできるシステムを作らなければ、 小沢事件は繰り返される。 ましてや国家権力による一般国民の人権蹂躙は当然のごとく繰り返 されるに違いない。 だから検察・司法の全面可視化が不可欠なのである。 この本は究極の検察・司法批判書である。 この書の右にでるものは後にも先にも出てこないだろう。 合掌 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

新しいコメントを追加