□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年1月12日第30号 ■ ========================================================= ガイトナー米財務長官を相手にする中国と日本の格の違い ========================================================== 対米外交における中国と日本の格の違いをこれほどあからさまに 見せつけてくれるものはないだろう。 きょう(1月12日)の朝日新聞は中国を訪問しているガイトナー 米国務長官に対する習近平国家副主席や温家宝首相との会談模様を 報じていた。 すなわち中国側は「あなた(ガイトナー)の訪中は、中国と米国の 経済関係の安定化と強化につながるものだ」と持ち上げる一方で 人民元の切り上げについては、ガイトナー財務長官の訪中直前の9日 に「人民元の変動幅を拡大する」(周小川中国人民銀行総裁)と発表 して対中圧力をかわす一方で、イラン制裁についてはきっぱりと反対 の姿勢を貫いた。 この中国側の毅然とした対応に対し、中国に頭の上がらない若造 ガイトナーはすごすごと引き下がらざるを得なかった。 そのガイトナー米財務長官が中国訪問の後にきょう(1月12日) 日本に来て野田首相、安住財務大臣と会談するという。 その事をきょう(1月12日)の日経新聞が一面トップで報じている。 米国は日本に対し対イラン制裁に協調を求めると。イランからの原油 輸入の大幅削減を迫るだろうと。 見ているがいい。野田と安住の財務官僚傀儡コンビは全面降伏するに 違いない。 表向きは米国に対し日本に対しては制裁適用を緩和してくれなどと 日本企業の利益を代弁する振りをして見せるが、その実は何でも言う 通りにいたしますということだ。 なにしろ野田首相が首相になったばかりの時の報道では、野田首相の 唯一の米国人脈は、財務大臣の頃に国際会議で知り合ったカウンター パートのガイトナー財務大臣だけだという。 その野田首相に財務大臣にさせてもらった安住財務大臣に至っては、 財務官僚に従う野田首相以上に財務官僚に頼りきりだ。 残念なことではあるが、ガイトナー財務大臣に対する中国と日本の 外交力の違いこそ、世界に及ぼす中国と日本の影響力の格の違いを象徴 するものである。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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