□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年12月23日第914号 ■ =========================================================== イラク復興支援担当大使が文化交流を担当するというふざけた人事 ========================================================== 誰も気づかないが、ふざけた人事が12月22日に発令されている。 すなわち12月23日の読売新聞の人事欄はこう報じていた。 兼文化交流担当・イラク復興支援調整担当大使坂場三男 これはどういう意味かと言えば、イラク復興支援を担当している 坂場三男大使を12月22日から文化交流をもまた担当させるという 事である。 考えてみるがいい。 イラク復興支援事業はこれからが正念場だ。米軍撤退後のイラク は急速に治安が悪化し始めている。イラク復興支援はますます困難で 重要な仕事になるはずだ。 その担当大使が、こともあろうに平和時においてこそ意味のある 文化交流を兼任させるというのである。 こんな馬鹿な人事が平気で行なわれるということは、いかに 坂場三男大使がまともな仕事をしていないかの証拠である。 こんな馬鹿な人事が平気で行なわれるということは、いかに 野田民主党政権が人事を官僚に丸投げしているかの証拠である。 そもそも担当大使とは日本を代表して任国に駐在する特命全権大使 と違って、特別の仕事をするだけでいい、名前だけの大使の事を言う。 次の大使ポストが決まるまでの間、何もせずに給与を受け取るのは 説明がつかないということで、仕事を与えるためにつくられたポスト である。 あらゆる仕事は本省と在外公館をつなぐラインで行なうこことが 出来るはずなのに、わざわざラインから外れたスタッフ職をつくって ポストを増やす。 仕事がないのは当然だ。 そんなポストがイラク復興支援担当のほかに数多くある。 文化交流担当もその一つだ。 文化交流担当の大使が決まるまでの間、そのポストをイラク復興担当 大使に兼務させておこう、どうせどちらも仕事はない。 こういう人事である。 しかしいくらなんでもイラク担当と文化交流担当を兼務させるなど というふざけた人事があるだろうか。 大使人事は玄葉外相の承認人事だ。玄葉外相は何も意見がなかったの だろうか。 大使人事は閣議了解人事のはずだ。野田政権の閣僚は誰一人疑問を呈さ なかったのであろうか。 この人事を報じていたのは12月23日の読売新聞だけであった。 消費税増税を前にしてただでさえ官僚のムダを厳しく追及しなければ ならないメディアが、大使人事には無関心だということなのか。 いや、この人事を書いた読売新聞さも気づいていないに違いない。 誰も気づかないところで外務官僚の法外なムダ人事が放置されて いる典型例である。 おそらくこのようなムダが行政の隅々に放置されているに違いない。 増税などもってのほかなのである。 了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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