□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年7月15日発行 第504号 ■ ============================================================== 国の年金詐欺に加担する朝日新聞の社説 ============================================================== 大震災・原発事故ばかりに目を奪われているが、じつは国民生活はその 前から深刻な問題に直面していた。 その最大の問題はこの国の年金制度の破綻である。 厚生労働省は13日、2010年度の国民年金保険料の納付率が59・3% となり、過去3年連続で過去最低を更新したと発表した。 当然だろう。いくら年金保険をおさめても、年金支給開始年齢がどんどん 引き上げられていく。このままでは需給開始年齢と余命の競争だ。年金を受け 取る前に死んでしまう可能性がどんどん高まっていく。すべては掛け捨てだ。 若者などは、彼らが年金を受け通る頃には年金制度などとっくになくなって いるに違いないと思っている。 それなのになぜ年金を納めなくてはならないのか、若者が考えて当然だ。 それでも政府は年金保険をきっちり取り続ける。 年金制度の不備をついて政権をとった民主党政権が、政権をとったとたん 官僚の側に立って年金保険を取り続けるようになる。 この国の年金制度は、もはやなにもかも国家的詐欺と同じだ。 そう思っていたら7月15日の朝日新聞の社説には驚いた。 「年金未納 払わないと損ですよ」と題するその社説は、ゴチャゴチャと訳の わからない事を書いているが、要するに年金制度を維持するために年金保険を 支払え、ちゃんと支払って年金を受けとる権利を確保しておかないと損をするの はお前らだぞ、と脅かしているのである。 政府や官僚の誤りの積み重ねでここまで破綻してしまった年金制度の抜本改革 を迫ることなく、破綻した年金制度の下で、なお年金保険料を払い続けろという。 朝日はいつから国家的詐欺の片棒をかつぐようになってしまったのか。 この社説一つを読んでみても明らかだ。 朝日新聞はいまや完全に政府・官僚側に立ち国民と敵対している新聞になった。 もはやまともな新聞ではなくなった。 了

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