□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年7月1日発行 第468号 ■ =============================================================== 新たな米軍基地となる馬毛島と日本の将来 =============================================================== 毎日メルマガを書いている私だが、どのテーマを選ぶか真剣な作業だ。 月が替わって新たな読者と向かいう今日1日は、特にテーマにこだわり たい。 今日7月1日のテーマは断然これだと決めた。 今日発売の写真週刊誌フライデーに米軍機発着訓練基地として急浮上し た鹿児島県沖合いの無人島「馬毛島」に関する渾身のフォト・ルポが掲載 されている。 週刊フライデーと言えば著名人の醜聞写真をスッぱ抜くゴシップ誌と 相場が決まっているが、実はその裏で驚くべき良質の政治スクープを掲載 することがある。 今回のフォト・ルポもその一つだ。 やがて馬毛島がこの国の大手メディアの政治報道のトップとなって連日 のように報じられる日が来るだろう。 その時、このフォト・ルポの重要性があらためて思い起こされることだ ろう。 そこで書かれているポイントは以下の通りだ。 6月21日にワシントンで行われた2プラス2(日米防衛、外交担当閣僚 協議)の共同声明において突如、馬毛島が米軍機の発着訓練の検討対象地と して名前があがった。 しかし、実態は国民の知らないところではるかに進んでいたのだ。 すなわち、かつて観光資源としても取り沙汰され、多くの野生動物が生息 しているこの無人島が、あらたな米軍基地として菅民主党政権の下で米軍に 差し出されようとしているのである。 この無人島の所有者である立石勲(78)という人物はタストン・エア ポート(旧馬毛島開発)の会長であるという。10年以上かけて地権者を 一人一人訪ね手回り、少しずつ土地を買い増して行って、今では馬毛島の すべてを所有するに至った人物であるという。 その立石氏は自己資金150億円を投入し、この馬毛島を成田空港や関西 空港並みの南北4200メートル、東西2400メートルの滑走路を持つ島 に建造中という。 彼は言う。 「当初。馬毛島に貨物専用の国際ハブ空港を開設するつもりで滑走路の 建設に取りかかったのです。しかし、防衛省が艦載機の訓練場所を探している と知り、気持ちが変わりました。私は特攻隊の基地だった(鹿児島県の)知覧 飛行場の近くで生まれ育ち、国防の大切さを意識していましたので、ぜひ国の 役に立ちたいと誘致に名乗りを上げたのです・・・」 それに飛びついたのが防衛省だ。 「懸案となっている沖縄の普天間基地問題で、名護市辺野古に移設する計画が、 今回の2プラス2を前に完全に行き詰りました。このままではアメリカに申し 開きがでいないと、北沢防衛相の号令の下に躍起になって進めたのが、艦載機 訓練の移転先確保だったのです」(防衛省関係者)。 「馬毛島を第二のディエゴガルシアにしたい」と立石氏は言う。 ディエゴガルシアとはインド洋に浮かぶアメリカ最大の軍事基地のことである。 英国領の貸与を受けて設置されてきた。 政治的機能が完全に崩壊した菅民主党政権の下であらたな米軍基地が米国 と官僚の間で作られようとしている。 何度でも言うが、菅首相の最大の罪は、憲法9条を無視し、この国を米国の 戦争の最大の協力国にしようとしていることである。 了

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