本文: □■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年6月30日発行 第465号 ■ =============================================================== 馬毛島米軍機訓練場建設に見る菅政権の二重の裏切り =============================================================== 何が許せないといって、菅首相の対米従属ほど許せないものはない。 北沢防衛相に丸投げして普天間基地移設問題をどんどんと進めようと している。 松本外相に至っては米国が喜ぶことは何でもOKだ。 6月27日と30日の東京新聞は半田滋編集委員の特ダネとして、 鹿児島県南端沖の無人島である馬毛島に米空母艦載機の離着陸訓練用の 滑走路建設が着々と進んでいる事を報じている。 それを裏付けるように6月29日夜10時からのテレ朝報道ステーシ ョンは、馬毛島を取材し、滑走路建設の準備が着々と進んでいる事を画像 で見事に証明した。 馬毛島米軍機訓練場建設は二重の意味で菅首相の国民への裏切りである。 一つは鹿児島県民に対する裏切りである。鹿児島県民の反対を無視して、 鹿児島県民に伝えることなく馬毛島をあらたな米軍基地に提供するという 裏切りだ。 もう一つは「普天間基地移転に関する日米合意を守る」と言い続けながら。 その裏で米軍基地の機能分散を米側と合意していたという、国民に対する 裏切りだ。 在沖縄海兵隊のグアム移転とそのパッケージである普天間基地辺野古移転に 関する日米合意は、米国議会からその変更が求められている。 米軍基地機能の分散によって沖縄県民の負担を減らした上で嘉手納基地に 統合するという案が米国議会から提案されて久しい。 グアム移転は米国経済の破綻で先送りになったのだ。 本来は原点に戻って在日米軍のあり方を再交渉すべきなのに、国民の知ら ないところでなし崩しに計画変更を進める菅首相。 自民党時代よりも姑息だ。卑劣だ。 原発や再生エネルギーのことばかり言わずに、少しはこの国の安全保障政策 について語ったらどうか。日米同盟関係の将来について自らの考えを述べて みたらどうか。沖縄県民の目を見て向かい合ったらどうか。 どこまでも米国に従属して米軍基地強化を図る菅民主党政権。 官僚の言いなりに動く北沢防衛相、松本外相に、この国の安全保障政策を 丸投げする菅首相。 これだけは許せない。菅首相だけは許すわけにはいかない。 了

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