□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年6月12日発行 第409号 ■ =============================================================== 菅首相は電撃的に解散・総選挙を宣言する(続) =============================================================== 昨日のメルマガを私はブログで流した。私は政局がらみの話に ついては時としてそれを言葉を極めて誇大してブログに転載する 事にしている。 一つにはその反応を見て自らの参考にするためだ。 もう一つはそのメッセージが本人や関係者の目に伝わることを 期待するからだ。 少なくともその第一の目的は達成された。 「なるほど、菅首相ならやりかねない」、と賛同する声が多い 一方で、「そんな事をすれば皆から袋叩きに合う」、「震災復興 がままならない時にそんなこと出来るはずはない」、「そんな事 をすれば自分を含め民主党議員は全滅する」、などという声もい くつか寄せられた。 私は自らの説が正しいと固執するつもりはない。特定の目的や 利害から書いているものでもない。そう思うからそれを書くのだ。 菅首相が解散権を行使する、という私の思いはその後さらに 強まりつつある。 その大きな理由は、菅執行部の間ですら菅首相の早期退陣が 公然と語られ始めるようになった事だ。 女房役の枝野官房長官が菅政権の一年は実績がなかったという。 裏で菅政権を支えているはずの仙谷官房副長官が菅首相の一日も 早い退陣を口にする。菅政権執行部のなかから後継者候補が公然 と出てくる。 これは異常だ。これはもはや民主党が崩壊したということだ。 そうであれば菅首相はもはや民主党に義理を立てる必要性は何 もない。 解散・総選挙を皆が恐れている。自民党でさえも勝てる保証は ない。 自民党も民主党も、争いは他党の議員とではなく旧世代だ。 つまり今度の選挙は世代交代の選挙だ。 皆が解散・総選挙を恐れている中で、解散権を持つ首相の力は 開き直れば圧倒的に強い。 しかも菅首相は念願の政権交代を果たし、首相の座まで手にした。 ここまで政局が混乱している今となって、もはや政権に未練が ないというのは菅首相の関心時である。 菅首相は、総理を退くかどうかという事よりも、その引き際が 惨めになることだけは避けたいという思いのほうが強気のでは ないか。 すべてを敵に回しても行うことのできる解散権という首相の 究極のカードを自らの手で切る。それさえ出来ればほかのすべてを 失っても本望である。菅首相は追い込まれれば追い込まれるほど そう考えるに 違いない。 その時は脱原発を掲げ、民主党のリベラル派や社民党を吸収して 「緑の党」の如き新党を立ち上げ、保守連立に対抗するのではない か。 伸子夫人が毎日新聞のインタビューで答えていたゲリラ戦とは そういう事ではないのか。 もはや政局は何でもありと考えるべきである。 了

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