□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年6月12日発行 第406号 ■ =============================================================== 「もう一つの日本」づくりを実践していた人がいた =============================================================== 6月11日の朝日新聞土曜版(BE ON SATURDAY)に 自然エネルギーで町づくりをした中越武義前高知県梼原(ゆすはら) 町長(67)のことを紹介した特集記事をみつけた。 望外の驚きだ。 私がとなえた「もう一つの日本」づくりを見事に実践していた人が いたのだ。しかも20年以上も前に。 詳しくはその記事を参照していただきたいのだが、私が考えている 多くのことが中越町長と梼原町民の手で実践されていたのだ。 多彩な環境政策にもとづく町づくりを、トップダウンではなく町民を 前面に立てて実施したという。95%の町民の支持を得て。 国際性がある。公募した町民15人に欧州を視察してもらい町づくり の提案を得たという。 資金の半分を経済産業省の補助金でまかない、余った電力を四国電力 に売ってその利益を町民の生活に還元したという。 町づくりの構想はコンサルタントなどに頼むことなく町民自身が 考えるべきだとして18歳から74歳までの町民の公募で選んだという。 輪番で20戸に一人の割りで健康・福祉の世話役を決め、医療費の削減 に努めたという。 教育を学校教育だけに任せることなく地域で生涯学習と取り組んだという。 いずれも国ではやれないことを地域から立ちあげたのだ。 それからおよそ20年たって、政治がここまで無能、無策な今、この ような「もう一つの日本」づくりが緊急に求められている時はない。 その必要性も環境も20年前に比べればはるかに整っている。機は熟 している。 地方の首長のやる気と住民の支持さえあれば出来るのだ。 国がそれを妨げる理由はどこにもない。 了

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