□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年6月10日発行 第400号 ■ =============================================================== 「スペインに飛び火したジャスミン革命」という記事 =============================================================== 発売中の週刊ニューズウィーク日本語版(6月8日号)の国際面 において「ジャスミン革命がスペインに飛び火?」という記事があ った。 日本の報道では読んだ記憶はないが、景気低迷が続くスペインで、 アラブ諸国で巻き起こったような抗議デモが広がっているという。 5月15日に始まったため「15-M」と呼ばれているらしいが、 首都マドリードのプエルタ・デル・ソル広場などで始まったデモを 皮切りに、SNSなどを通じて活動に火がつき、参加者数も雪だる ま式に急増し、各地のデモ会場には数千人が集まったという。 「始めたのは若者だが、その後大勢の人が加わった。人々は何か を起こさなければならないと感じている」。そう語る20代の参加 者の言葉もエジプト革命の時と同じだ。 しかし、私がこのニューズウィークの記事で注目したのは、デモ の理由である。 デモ隊の怒りの背景には、深刻な経済危機が続き、景気後退から 抜け出せない国内事情があるという。それもエジプト革命の場合と 似ている。 なにしろスペインの失業率はEU域内でも最悪の21%で、若者 に限ると40%に達するという。 しかし、私が注目したのは、その後に続く次の言葉だ。 「・・・ただしデモの原動力になったのは、経済問題や現政権に 対する不満だけではない。参加者は一様に、経済危機を招いた政治 制度そのものに苛立ちを感じている。社会労働者党と国民党という 2大政党がスペインを牛耳るシステムが出来上がっているからだ。 『私たちは自分たちを代表するシステムを求めている』と、デモ に参加した学生は語った。彼らの目標は政治システムを根本から変 えること。具体的には選挙制度の改革や政府の権限分散、汚職の 撲滅、システムの透明性の向上などだ・・・」 自分たちを代表するシステムを必要としているのは、もはや世界 的な動きなのである。 しかし政治システムを直接に変えようとすることは、どうしても 過激な動きにつながる。 そして中東の場合も、そしてこのスペインの場合も権力者の暴力 による鎮圧を招く。 誰もが否定することのない平和的な権力システム変革の方法はな いものだろうか。 それが私の唱えるもう一つの政治をつくる試みだ。 それぞれの地方が自らの共同体づくりをはじめ、それを政府に認 めさせる。徐々に行政権と徴税権の一部移譲を中央政府に認めさせ ていく。 誰もが否定できない正しい政策を目に見える形でひとつずつ実現 していくことによって。 これこそが究極の地方自治であり本来の民主主義の姿である。 6月13日に那須野ケ原の地からあらたな動きが発表される。 それが翌日のメディアで報じられることになる。 私の名前は一切出ないが、それを仕掛けたのは私である。 そしてそれはもはや私の手を離れて動き出す。 私の思う通りに事が運ぶかどうかは不明であるが、6月14日の ニュースで「那須野ケ原」という言葉が出てきたら、このメルマガを 思い出して欲しい。 了

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