■□■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■□■ 【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ 天木直人のメールマガジン 2009年8月23日発行 第321号 □■ ──────────────────────────────── ■ 王貞治と張本勲のちょっといい話 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 政治の話ばかり書いていると心が痩せ細るような気がして、たまにはこんな事を書いてみたくなった。 東京新聞にプロ野球選手張本勲の自伝が連載されている。私はそのすべてを読んでいるわけではないのだが、 時々気まぐれに目を通したりする。 この日もそうだった。8月22日の連載44回「さらば巨人」という記事を何気なく読み始めた。 読んだ後なんだか心が豊かになった。 こうみえても私は中学一年までは野球少年だった。体力と才能がない事を自覚してすぐにあきらめたけれど、 プロ野球選手になりたいと思ったりもした。 その後もプロ野球を見る事だけは好きだった。 その中で張本勲は私の好きな選手の一人だった。何しろよく打った。ヒットを打つことにおいては、私は今でも 張本が歴代打者のトップだと勝手に思っている。その記録をあっという間にイチローが破ってしまったのだが・・・ しかし、私は野球をやめた後の張本により好感を抱いている。 野球解説は誰よりも的確であるが、野球以外の彼の発言や書いたものに、限りない共感を覚える。 この記事もその一つだ。 東映フライヤーズから巨人に移籍した張本は、長嶋監督の下で王貞治とコンビを組んで活躍する。その彼がやがて 巨人を追い出される事になる。念願の3000本安打達成を前にして。 もう一年巨人でプレーすれば、たとえスタメンから外されても3000本安打はクリアできる。それで引退しよう。 そう考えていた矢先に、コーチ会議で「張本放出」が決まったという話を人づてに聞く。 その時張本は長嶋監督に確かめたくて東京・田園調布の家を訪ねた。 ・・・監督の口から「こう決まったから」と聞けば、素直に従うつもりでした。自分自身にけじめをつけたくて 行ったのです・・・ しかし会えなかった。その後も監督からは電話もなく、さみしい思いでいた。そんな張本に、長谷川実雄球団代表が、 「あんまり長嶋君を責めんでくれよ」と声をかけた。 ハッと胸を突かれた張本は、そんな自分を恥じて自分の心を静める。 そしてその年のシーズン納会が熱海後楽園ホテルで行われた。 浴衣に丹前姿で大広間に全員が並ぶ。 幹部のあいさつが終わると、張本は隣に座っていた王と正力亨オーナーの前に進み、優勝できなかったお詫びを 述べた。その時である・・・・ これからの光景は、張本氏自身の言葉で語ってもらう事にする。 以下引用開始 「張本君、キミがロッテに行く意味は・・・」とオーナーが話し始めると、王ちゃんが「オーナー、張本君の 事を考えておられるなら、巨人に残してあげてください」と直訴したのです。 驚いたオーナーは「キミ、何を言うか。キミは酒を飲んでるな」と言った。 王ちゃんは毅然として「いえ、まだ一滴も飲んでいません。張本君を残してやってください」と繰り返した。 熱いものがこみ上げた。だけど、これ以上王ちゃんに発言させてはいけない。丹前の袖をひっぱり「もう、思い残す 事はない。ありがとう」と席に戻った。 以来私は王ちゃんの言うことなら何でも聞く。あの時の恩は一生忘れない。 袖に涙がかかるとき、人の心の奥ぞ知る 私が時折、つぶやく歌の一節です 引用終わり 私はこういう話がたまらなく好きだ。 男が職場で働く時(女でもいいのですが)、あらゆる人事異動は人生のドラマをともなう。ましてやそれが不遇な 人事であれば尚更だ。 そんな時に垣間見た二人の男の(女でもいいのですが)人間性。 王も王なら、張本も張本だ。大沢親分流に言えば、 あっぱれ! ───────── 天木直人のメールマガジン 2009年8月23日発行 321号 天木直人メルマガ懇親会のお知らせ 以下のとおり懇親会を再開しますのでご案内申し上げます。 参加費は無料。ただし会場借料を参加者の人数に応じて分担させていただきます。概ね100円から 500円見当です。 当日は受付も何もしません。無断欠席、途中参加、退席自由です。 おおよその出席者数を承知しておきたいので、参加予定の方はメールで天木まで一報いただければ幸いです。 なお会議場を手配いただいた読者の皆様におかれましては、以下の情報に訂正、追加事項がありましたら 天木までメールでご教示いただければ幸甚です。 またこれら懇親会のほかに、私が失念している懇親会予定がありましたら、関係する読者におかれましては ご指摘いただければ幸甚です。 記 9月05日(土) 鶴岡(山形県)懇親会 場所 鶴岡市出羽庄内国際村(2階和習室) 時間 13:30-16:30 9月13日(日) 徳島(徳島県)懇親会 場所 徳島氏ふれあい健康館第2会議室 徳島市沖浜東2-16 電話 088-657-0190 徳島駅前市営バス3番乗り場 「ふれあい健康館行き」終点下車 時間 13:00-17:00 9月20日(日) 名古屋(愛知県)懇親会 場所 愛知県勤労会館鶴舞プラザ 名古屋市鶴舞(JR中央線、地下鉄鶴舞線鶴舞駅下車 徒歩7分)鶴舞駅下車徒歩6-7分) 時間 13:00-17:00 10月03日(土) 豊橋(愛知県)懇親会 場所 豊橋市民文化会館 第三会議室 〒440-0862豊橋市向山大池20-1 TEL:0532(61)5111 FAX:0532(64)1356 ●豊鉄バス(豊橋駅前4番乗り場) 岩田団地線・西口線・飯村岩崎線・金田住宅線台町 バス停下車徒歩3分 ●駐車場158台 時間 13:30-16:00 10月10日(土) 静岡(静岡県)懇親会 場所 静岡市民文化会館(第一会議室) 「静岡市民文化会館」 住所:静岡市葵区駿府町2-90 電話:054(251)3751 静岡駅北口 20番バス停留所から すべて静岡市民文化会館へ行きます 時間 13:00-16:30 動画販売のお知らせ 副島隆彦氏との対談録画が販売開始されましたので以下の通りご案内します。 ◎徹底討論「2009年夏の総選挙」我が国ニッポンの変わり方 http://www.mag2market.com/file/2415 ◎徹底討論「アメリカ覇権崩壊後」の新しい世界 http://www.mag2market.com/file/2416 ◎プロフィールページ http://www.mag2market.com/profile/914/ ◎無料サンプル http://www.dailymotion.com/Mag2debate

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