読者の皆様へ 第二回天木直人メルマガ懇親会(東京)の報告 第二回の懇親会を5月31日に世田谷区の高井戸で開催しました。100名 を超える参加者を得て無事終了することができました。 参加者からの意見も多く提示され活発な懇談会ができたと思っています。 参加いただいた方々にはお礼申し上げます。とくに会議場を手配していただいた 方やお手伝いをしていただいた方々には格別のお礼を申し上げます。 また飛び入り参加いただいた前三鷹高校校長の土肥信雄さんには貴重な話を していただいてありがとうございました。 あらためて土肥さんの勇気ある行動に感銘しました。まぎれもなく土肥さんは 「こういう人と世直しをしたい」と私が思う人です。 さまざまな分野で土肥さんに続くような人たちが現れる事によって、この日本 が少しずつよい方向に向かっていく事を願います。 ところで今度の懇親会で私は一つの大きな収穫を得ました。懇談会が終わった 後で参加者の一人から、是非読んで欲しいと一冊の本を寄贈されました。 さっそくその本を帰りの新幹線で読了しました。私の立派なところ(笑)は いただいた本にすぐ目を通してその寄贈者の厚意に報いることです。 その本の題名は「なぜ、デンマーク人は幸福な国をつくることに成功したのか、 どうして、日本では人が大切にされるシステムをつくれないのか」というものです。 合同出版から出されている本で、08年3月に第一刷が発行され09年2月に 第三刷発行となっています。 著者はケンジ・ステファン・スズキ(鈴木健司)という人です。社会福祉政策 の勉強のためにデンマークに留学したことがきっかけでデンマークに移住して 41年になるという人です。 その人が、この本の題名にあるとおり、なぜデンマークでは人々が幸福な生活 を送っているのに、日本はこれほどまでに人々が不幸な生活をしているのか、 日本に戻るたびに感じ、その原因を日本とデンマークの政策の比較をし、 そして日本のあるべき政策を提示している本です。 私はこの本を読んで深い感銘を受けました。福祉国家デンマークという事は 漠然と知っていましたが、億単位の心臓病治療費はおろか出産費用も葬式代も、 そして教育費もすべて国が負担する、というデンマークの現状を知って、 あらためて日本との違いを思い知らされました。 そういうとすぐに税負担が大きいのだろうという話になりますが、この本を 読むとそういう発想をすること自体が貧困な発想であるということがわかります。 ひと言で言うと、人間として幸福な生活は何か、という事を国と国民がどう 考えるか、ということです。 「健康でよい教育が保証された国に住むこと、その教育とは受験競争や学歴に こだわるのではなく、人としてのあるべき教養、情操を学ぶということ、その 根底にある共生という価値観を大切にすること」、これがデンマークという国 だというのです。 そう考えた時、今の日本が、このような考え方から、いつの間にか対極に ある国になってしまったのではないか、と残念に思うのです。 そうしてこの本を読み進むにつれて、天下りのない社会だとか、地方自治が 徹底しているとか、市民同士が支えあう社会だとか、高額の税金に不満がない 理由が税の公平と還元が徹底しているとか、およそいまの日本と正反対の状況 がデンマークにはある。 そしてその背景には、国家は結局は人々のあつまりである、という政治意識、 公共意識というものがデンマークにはある。 私は日本の再生は、このような方向に政治や政策を変えていく、そういう 新しい動きが政権交代とともに起こることにこそある、と言う気に させられました 鳩山民主党代表や民主党の政治家に是非この本を読んでもらいたいと思える 本です。 驚いた事にこの本の著者は私が今住んでいる那須塩原に「風のがっこう」を つくっているということで、これも何かの縁であると思って、その著者にさっそく 連絡を取ってみようと思っています。 この本を寄贈していただいた見知らぬ読者の方にこの場を借りてお礼します。 そういう事で、これからも天木直人メルマガ懇親会を各地で続けて行こうと 思っています。 今後の懇親会の日時と場所については最新のものを近くお知らせしますので、 最寄の読者の皆様におかれては万障繰り合わせてご参加ください。 あらためて今回の懇親会に参加いただいた方々にこの場を借りてお礼させて いただきます。

新しいコメントを追加