□■□■ 【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ 天木直人のメールマガジン 2009年5月27日発行 第200号 □■ ────────────────────────────────── ■ 減税こそ脱官僚への道 年金問題の矛盾がここへ来てまたもや明らかになってきた。思えば今日の政治 の混迷のきっかけは安倍政権時代の年金記録不詳事件発覚からであった。 あの時、年金問題は厚生官僚に任せていてはどうにもならない、と啖呵を切った 舛添厚生労働大臣だったが、大臣の椅子が心地よいとみえて、すっかり官僚に 取り込まれて年金問題の解決に蓋をしてしまった。 ここまで年金制度のゆきづまりが明らかになっているのに政府・官僚は何一つ 具体的解決策を提示できないでいる。 一つでもいい。国民が納得いく形で、目の前の問題を解決してみたらどうか。 そう私はかつてメルマガで書いた。 そのようなテーマの一つに「脱官僚」というのがある。 これもまた大きなテーマであり、今ではどの政治家も選挙対策として国民に 訴えている。 しかし具体策が一向に示されない。決まらない。「官僚の抵抗が強くてどう にもならない」、で終わってしまう。 その脱官僚というテーマについて、二つの考えさせられる言論を見つけた。 一つは5月27日の日刊ゲンダイで河村たかし名古屋市長が言っている次の 言葉だ。 「減税をせずに税金の無駄をなくすという話は、巨大な嘘なんです。これこそ 役人の手のひらで泳がされとるんです・・・官僚政治は税金による政治だから、 これを変えたいなら、余計な税金を与えんとけばええ・・・カネは庶民にもどす。 カネが足りんからやれん言うんなら、民間でやりあいいんです・・・」 税金の問題を政権交代と絡めて書いていたのが週刊金曜日5月22日号にある 石川好の「小沢一郎の15年戦争」の中にある次の言葉である。 「・・・『政権交代』とはいったいどういうことなのか。それは、ある政権が 支配していた税金の使い道が変化することである。政治権力の源泉は税金にある。 軍隊も警察権力も検察権力も、すべて国民が払った税金によって維持される。 あらゆる政策は外交であれ、内政であれ、すべて税金の裏づけがなされている。 権力とは税を集め、税を使う権力の事である。独裁政権であれ、長期政権であれ、 これが望ましくないのは、この税の集め方と使い方の独占が続くことで、必ず 不正流用、不正蓄財が発生してしまうからだ。このことが『あらゆる権力は腐敗 する』という意味なのである・・・権力というものは、黙っていても税収が 入ってくる。不足すればいくらでも増税することができる・・・」 今日27日の党首討論で麻生首相は鳩山民主党代表に、「財源を示せ」と つめよるらしい。 それに対して鳩山代表はこう言えばいいだけの話だ。 「その前に、国民の税金を食いつぶした責任を詫びて税金を国民に 返しなさい。それを、誰が、どんな分野へ使うかは、国民が決める事だ。 それが政権交代というものだ」、と。 ───────── 天木直人のメールマガジン 2009年5月27日発行 第200号 発行者:天木直人 著者ブログ: http://www.amakiblog.com/

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