□■□■ 【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ 天木直人のメールマガジン 2009年4月19日発行 第152号 □■ ────────────────────────────────── ■ 朝日新聞の質の低下は目を覆うばかりだ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今日4月19日の新聞各紙を読み比べながら、今更ながら朝日新聞の価値の なさを痛感した。 東京新聞は、今年の7月末に、韓国が(北朝鮮ではない。念のため)、人工 衛星搭載のロケット打ち上げを計画していること、それが日本の領海上空を通過 することで日韓両国が最終調整していることがわかった、とスクープしている。 政府は、北朝鮮のミサイル発射で大騒ぎする一方で、韓国のミサイルが領海 上空を飛ぶ事については口をふさいで国民に隠していた、ということだ。 産経新聞は、北朝鮮がミサイル発射前の3月に、米政府がカーター前大統領を 極秘裏に訪朝させて北朝鮮に発射実施を思いとどまらせようとしていた事を 教えてくれている。 やはり米国は米朝協議を重視していた。これからも米朝協議を模索するだろう。 ますます日本は蚊帳の外に置かれることになる。 日経新聞は、訪米中の安倍元首相が、ワシントンでの講演会で、同行した 民主党の前原誠司副代表の名前を出して、「前原さんが民主党政権で首相に なれば、自民党とほとんどかわらない」、などという発言をしたことを報じ ていた。 発言の内容もさることながら、政権を投げ出した安倍元首相はどの面をさげて 訪米できるのか。普通のサラリーマンだったらあのような職務放棄をしたら 二度と職場復帰できない、しない。 毎日新聞は、東京で開かれているパキスタン支援会議に出席中の米国特別代表 ホルブルック氏が、東京の外国特派員協会で会見し、「アフガニスタンと パキスタンのテロリストたちが東京など世界主要都市への攻撃を計画しているのは 間違いない」と発言したと報じている。 とんでもないウソの脅迫発言だ。他の主要都市はいざ知らず、日本が反米、 反イスラエルのテロに狙われるはずはない。狙われるとしたら米国に加担させ られたからだ。 これらの記事の一つ一つは重要な問題を含んでいるが、それらについては ここではこれ以上書かない。 私が言いたいのは、今日の朝日新聞にはこれらの興味ある情報がまったく ないという事である。それどころか一面トップで報じられている事は、家電 販売大手「ベスト電器」の郵政不正事件であり、舟橋洋一主筆とガイトナー 米財務長官とのインタビュー記事である。 前者は西松事件と同じ構図の民主党叩きであり、その疑惑はあまりにも卑小だ。 後者は舟橋主筆の宣伝インタビューでしかない。内容はまるでない。そもそも ガイトナー米財務長官で米国の金融危機が乗り切れるのか。 朝日新聞はもはや購読に値しない新聞になりさがりつつある。いや新聞全体が、 その数の割には、真実を教えてくれる情報記事を書かなくなりつつある。どれも 同じような記事ばかりになった。 毎日熱心に大手新聞を読み比べている私がそう思うのだから間違いない。 ───────── 天木直人のメールマガジン 2009年4月19日発行 第152号 発行者:天木直人 著者ブログ: http://www.amakiblog.com/ 読者の皆様からのメールをお待ちしております。このメールマガジンに返信 していただければ、著者まで届きます。

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