… … …(記事全文6,549文字)第五回(8月12日配信)では、どのようにして感染性ウイルスの数を測定するのかについて説明しました。今回のテーマはウイルスの増殖曲線と対数グラフについてです。
グラフにはいろいろな種類がありますが、どのグラフを用いて目盛りをどうとるかなど設定を変えることでグラフで可視化されるものが変わってきます。同じ結果の数値でもグラフによってみえてくるもの、みえなくなってしまうものがあるのです。例えば、商品を売り込みたいときのグラフは、その有用性を強調する、都合の悪い部分を目立たなくする手法をとっているかもしれません。数値を正しく読む、連続する数値から傾向を読み解くためにはその示す事項の知識に加えてそのグラフの特性も知っておくことが必要です。今回は、ウイルスが増殖する様子とそれをグラフで表示する方法についてお話しします。
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