… … …(記事全文3,389文字)2024年、政府が定めた受け入れ上限(5万人)に達したことを受け、外食産業における特定技能外国人の新規受け入れが停止された。
農林水産省の推計では、2030年には業界の人手不足が約100万人規模に達するとされる中、外国人労働力という「逃げ道」を失った外食事業者たちは、設備投資という選択肢へと一気に舵を切った。
その結果、業界はいま、かつてない劇的な構造変革の渦中にある。その変革を牽引するのは、デジタル技術とロボティクスの急速な融合だ。変革の入口となったのが、タブレット端末によるセルフオーダーシステムの普及である。これは単なる利便性の向上にとどまらず、店舗運営の根本を書き換えた。顧客が自ら注文し、セルフレジで会計を済ませる流れにより、スタッフの移動負担と聞き取りミスが大幅に減少した。ある焼肉チェーンではホールスタッフを3名から1名へ削減することに成功し、大手チェーンではAIによる需要予測と組み合わせることで、客数・食材量・人員配置を最適化し、人件費を約20%抑制した事例も相次いでいる。
このデジタル化の波を物理的に加速させているのが、配膳ロボットの爆発的な導入だ。すかいらーくグループ(ガストなど)は全国約2,100店舗に約3,000台を展開し、ランチタイムの回転率を7.5%向上させ、片付け時間を35%短縮、スタッフの歩行数を42%削減した。
人件費率も40%超から31.8%台へと大幅に改善した。
そして、ここに予期せぬ副次効果が生まれた。重労働が減ったことで、これまで体力面から敬遠されがちだった65歳以上のシニア層の雇用が急増したのだ。
外国人労働者の穴を、ロボットとシニアが埋め始めている。
しかし、これらはすでに過去の事だ。
変革はホールにとどまらない。
今、真のフロンティアは厨房の調理工程にある。
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