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イタリアG7首脳公式声明を読む～多様性促進の文字は消えた～
イタリアG7首脳公式声明が発表された。
英文で３６ページあり、イタリア人による英語のためか、分かりづらい点もあった。全訳するのに数時間を要したが、なんとか意味の通じる範囲にはなったかと思う。しかし、３６ページを全て読む必要もなく、その中から重要な箇所をピックアップし解説したい。
７か国の同意があって初めて公式声明が出されるため、広島サミットと比べて大きく変わる事はありえない。広島サミットで声明を整理すると、前回の記事に書いた通り、
・クリーン・エネルギー経済への移行を推進
・貧困の削減並びに気候及び自然危機への取組は密接に関連を持っていることを認識し、持続可能な開発目標（ＳＤＧｓ）の達成を加速
・脱炭素化及び再生可能エネルギーの展開を加速
・プラスチック汚染をなくし海洋を保護
・国際移住について協力
・ジェンダー平等及び人間の尊厳を促進
・包摂、多様性とイノベーションの促進
・女性及び十分に代表されていないグループの極めて重要な役割を強調であった。
この中で一番、大きく変わったのは『国際移住について協力』だ。
国際移住・移民推進の文字が完全に消えた。
そして、このような文言が記載された。
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