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■「グローバリズムとリベラリズムの終焉」という衝撃
2025年2月24日、BS-TBS「報道1930」で放映された “ある人物” の言葉が、今も耳にこびりついて離れない。そして、その言葉はまさに至言であったことが、時間の経過とともに現実によって裏付けられつつある。
その “ある人物” とは、ロシアの極右思想家アレクサンドル・ドゥーギン──いわゆる「プーチン大統領の頭脳」と目される存在である。報道1930は、このドゥーギン氏への単独インタビューに成功しており、これは極めて特筆すべき出来事であった。
ロシアによるウクライナ侵攻から3年を経た当時、ドゥーギン氏はこの戦争についてどのように評価していたのか?
彼は、西側諸国による制裁がむしろロシアの国力を強化し、「復活」をもたらしたと断言したのである。すなわち、産業の復活、文化の復活、教育の復活など、あらゆる分野でロシアは「復活(ルネッサンス)」の只中にあるという認識であった。
さらに彼は、制裁を科していたはずの西側から“思わぬ援軍”が現れたと指摘する。
それがアメリカからの、信じがたいほど強力なイデオロギー的支援──すなわちトランプ大統領の存在である。
トランプは、プーチン政権下で行われてきた政策を反復しており、それはすなわちグローバリズムとリベラリズムの終焉を意味すると、ドゥーギン氏は主張した。
『グローバリズムとリベラリズムの終焉』
これこそが、冒頭に述べた「耳にこびりついて離れない言葉」である。
この潮流はアメリカ一国にとどまるものではなく、世界全体に広がる基本的傾向となっている。グローバリズムの終焉については議論の余地があるにせよ、「リベラリズムの終焉」という表現は筆者にとって大きな衝撃であり、同時に否定しがたい現実として立ち現れているのである。

