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Introduction:8月21日の立憲民主党、枝野幸男氏による代表選出馬・記者会見依頼を皮切りに立憲民主党の代表選、そして自民党の総裁選を取材してきた。
筆者が取材したのは、以下に示すように立憲・自民合わせて7名に上る。
・8月21日 枝野幸男 (立憲民主党)
・8月26日 河野太郎 (自民党)
・9月5日 野田佳彦 (立憲民主党)
・9月6日 小泉進次郎(自民党)
・9月7日 小泉進次郎(自民党)街頭演説
・9月9日 高市早苗 (自民党)
・9月10日 加藤勝信 (自民党)
・9月10日 石破茂 (自民党)
このシリーズでは、これらの人物たちの「人となり」
そして、代表選・総裁選の行方を占うことにする。
今回は立憲民主党の代表選に出馬した「野田佳彦」氏である。
小沢一郎は野田佳彦の支援を決めた
立憲民主党の代表選に出馬した野田佳彦氏は9月5日、衆議院第一議員会館 B1 第1会議室で出馬表明の記者会見を行い、筆者もこの会見に参加した。
会見に際しては、出馬に至った経緯や政策などをまとめた数ページ程度の資料がメディアに配布されるが、野田氏の場合、資料のタイトルには「政権交代前夜」と銘打ってある。
しかし、会見演説での冒頭では『再び内閣総理大臣を目指す』と言っているように、野田氏の中では政権交代よりも、むしろ自身が総理に返り咲くことに力点が置かれているようにも思われる。
つまり、日本の権力の頂点に立つことに対し、野田氏は極めて貪欲なのである。