… … …(記事全文3,836文字)8月13日、 ロシアのプーチン大統領が、北方四島の一つ、択捉(エトロフ)島を就任以来、初めて訪問しました。水産加工施設や病院、学校などを視察し、島民と交流しました。高市首相は「北方領土は、歴史的にも国際法上も、わが国固有の領土。日本国民の感情を傷つけるものであり、断じて許容できない」と抗議しました。
敗戦の結果、奪われた領土を奪還するにはもう一度、戦争をやって勝つしかありません。現実的にロシアが実効支配しているのに、言葉で抗議してみても意味がありません。千島列島には約2万人のロシア人が住んでいます。9月に下院議員選挙をひかえるプーチン氏にとっては、択捉島の島民も有権者です。
かつてはこの問題を外交交渉で解決しようとした日本の首相が何人かいて、その一人が安倍晋三でした。安倍はプーチンと27回、会談しています。プーチンは「シンゾー」に対する尊敬と友情を何度も口にしています。去年5月には昭恵夫人をモスクワに招待しています。これは単なるパフォーマンスではなく、プーチンから日本へのメッセージであると冷静に受け止めるべきでしょう。
今回もプーチンは日本政府に対して明確なメッセージを発しています。これをどう読み解くべきでしょうか。これまでの歴史的経緯を改めて時系列で整理してみます!
