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石破首相と佳子(よしこ)夫人が4月27日から30日までベトナムとフィリピンを外遊した。
5月25日付の「文春オンライン」によれば、「対中国を念頭に置いた両国との安全保障協力の強化が目的。関税措置でアメリカ離れが進む恐れのある国を、日本が繋ぎ止めるという狙いがある」とのこと。
そのため石破首相が岸田前首相に頼みこみ、2人で手分けして東南アジアを訪問したという。
安全保障は石破氏の得意分野であるため、気分が高揚したためであろうと文春は言う。
自身の公式SNS(X・旧ツイッター)に佳子夫人の写真をいつになく大量に投稿したのだ。
ところがこれが思わぬ反響を呼んでしまった。
その中の一枚、ベトナム共産党の書記長夫妻主催の夕食会などで着た、白地に蝶や花の柄のロングドレス(裾付近には大ぶりのフリルもついている)には特に非難が殺到した。
3日前に調べたところ、コメントが3078、リポストが5822、イイネが4.7万、表示が5590万にものぼる。
ブランドは「SNIDEL」(スナイデル)で、20~30代の女性向け、お値段も2万円程度。
佳子夫人と奇しくも同じ字の、あの佳子さまも好んで着られていたブランドだ。
パパ活女子がパパに買ってもらうとか、合コンの勝負服という評判もあり、若い女性に絶大な人気があるという。
要は清楚でフェミニンな雰囲気を醸し出すためのブランドということなのだろう。
コメント欄には、「もっといい服買ってあげて」「首相夫人が着るには若すぎる」のほかに、「ノーブラなんじゃないの」「ノーメイクに見える」「オーバーサイズだ」など、容赦のない言葉が続く。
夫である石破首相は服装がだらしないとよく言われるが、長い結婚生活の中で夫人も同調してしまったのだろうか。
とはいえ私がこの服装について一つ擁護するとしたら、花柄なのはベトナムの民俗衣装である、アオザイを意識したのだろうということだ。
アオザイに柄があるとしたら、まず間違いなく花があしらわれている。
しかしだからと言って花柄なら何でもよいというものではない。
若い女の子が着るお手頃価格の服では、相手に失礼にあたる恐れがある。
この場合、アオザイに対しては和服(花柄)を用意すれば、格も揃ったはずである。
デイリー新潮(「週刊新潮」5月15日号の転載)でも佳子夫人の白いロングドレスが話題になっているが、ファッション評論家の堀江瑠璃子さんが、写真つきで安倍昭恵さんのファッションとの比較をしている。
安倍元首相と外遊した際と思われる写真ばかりだが、それはもう、歴然とした差がある。
昭恵さんの場合は都会的でとても洗練されたファッションなのだ。
昭恵さんの、膝から下が長くてほっそりとしたきれいな脚を十二分に生かすスカートやドレスも素敵だ。
堀江さんによると、昭恵さんは「外交の際、ドレスコードをわきまえつつ、おしゃれをされていた」。
一方、佳子さんに対しては「これまでおしゃれに興味を持ったことがなかったのだなと思いますね。〝田舎暮らしのおばさん〟という感じがします。もちろん、一般の方ならこのようなお洋服でもいいんです。でも、彼女は首相夫人なんですから、大衆的過ぎるお洋服はみっともないですよ」。
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