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新型コロナワクチンを扱い、ベストセラーとなった『私たちは売りたくない』の方丈社から、またまた問題作が送られてきた。
藤江成光氏の『おかしくないですか!? 日本人・謎の大量死』だ。
藤江氏といえば、「日本の人口増加を目指す男」としてYouTubeで発信するだけでなく、街頭演説やビラ配りのため、全国各地を飛び回り、直に人々に訴えかけている方だ。
元々は国会議員秘書として人口問題、少子化の問題に取り組んでいたが、今は独立して新型コロナワクチンの問題をテーマにしておられる。
内容が内容だけに、投稿したYouTube動画はしばしば削除され、チャンネルも閉鎖に追い込まれるため、氏のチャンネル数はものすごい数にのぼる。
どのチャンネルを見たらよいか、わからないくらいだ。
今回、私はこの本を読み、元々知っていたことも多かったが、猛烈に怒った点が2点、そして背筋が寒くなるほど恐ろしい事実を知ってしまったのでお伝えしたい。
怒りの一つ目は、毎年の「超過死亡」、つまり予想される死亡者数よりもどれほど多くの死亡者がいるかについてだ。
高齢者の割合が増える分、死亡者数も毎年増えていく。
そのため死亡者数のグラフは特に何も起きていない限り、ほぼ直線的に増えると予想される。
ところが、2022年、 2023年、2024年の3年間は推定値よりも約10万人が多く亡くなっている。
この3年間は何かが原因となって10万人もの超過死亡が起きているというわけだ。
ちなみに新型コロナワクチンの接種は2021年から始まっている。
それに対し、国の超過死亡を公表する機関は「超過死亡は起きていない」と判断し、発表した。
NHKも民放各局も、ほとんどの新聞や通信社も右へならえで伝えた。
どうしてこんなことになるのだろうと藤江氏が調べたところ、わかったのはあきれた事実だった。
超過死亡の観察、収集、解析と予測を行っている機関(厚労省の所管する国立感染症研究所が中心となっている)が、特に2023年、 2024年の予想死亡数をあらかじめ大変大目に予想していたのだ。
そうして、ほら、予想値とあまり変わらないでしょ。
超過死亡なんて起きてないし、何か対策をとらねばならないなんてこともないんです、というところか。
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