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私には3人の兄がいる。
一番上は昭和16年、次は19年、一番下が22年、と見事に3年おきだ。
そして9年の間をおいて昭和31年に私が生まれている。
兄3人については、生まれてからずっと母乳で育ち、2年くらいしたところで離乳したのではないかと推察する。
というのも、子が母の乳を頻繁に吸っている限りは排卵が再開されず、新たに子はできない。
しかし子が乳を頻繁に吸うのをやめ、吸うという刺激が少なくなると排卵は再開。
新たに子ができるからだ。
頻繁に吸っている時代はだいたい2年くらいだ。
兄3人はこのような自然に備わった避妊システムによって見事に3年おきに生まれたのだろう。
ちなみに子が頻繁に乳を吸うことによる避妊は、ちょっとしたことで無効になってしまう。
母乳を与える間隔が空いても、たまに人工のミルクを与えることで母乳を与える間隔が空いてもだめなのだ。
子が生後間もないというのに次の子ができてしまうのは、たいていはこの2つの理由によって排卵が再開されることによる。
3人の兄から9年の年月を経て私が生まれたわけだが、本当にその間、何らかの避妊を施すことで子ができなかったのか、それともできたが中絶をしていたのかは不明だ。
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