… … …(記事全文2,331文字)今週の東京ホンマもん教室のゲストは,参議院議員の西田昌司氏.今後の財政政策,保守政治のあり方についてあれこれお話しをお伺いすべ,まず,「今の石破政権の政治について,どうご覧になってますか?」とお聴きしたところ,次のように発言されました.
https://youtube.com/watch?v=Lep6pv-yPjk&t=981s
『結論言うとですね,昨年あの総選挙で大負けしたんですよですから,石破政権があること自体がおかしいんです.
まず事実としてね,石破さんが好とか嫌いとかじゃなくて,国民が自行政権に『No』と言ったわけですね.
野党全部足すと過半数大きく超えますから,野党全部集まったら野党連立政権で当然下野するはずだったんです.
が,その選択を野党側がしなかったんですね.
で,とりあえずね,去年やらなきゃいけなかったのは,年末の時点でまず,今年の予算を作らなあかんかったんです.そして今年はその予算を3 月までに通さないとけないんです.その予算を通すことによって行政が滞りなく機能できると.それを今まで与党がやらなきゃいけない,っていうのがあったんです.
ただ石政権がね,国民に認められたんじゃないという歴然たる事実があるんですね.
だから,この予算が通るということと同時に,それじゃあ次参議選挙はこの7月にありますからね,それも含めてその時の我々の顔はですね,石破さんでいいのかといえば,そうはならない,
普通は国民にNoと言われてたなっ,てなりますよね.』
つまり,
1)昨年の総選挙で,与党過半数を割り込んでいる以上,国民が石破政権に対して「No」をつきつけた格好になっているから,本来ならスグに石破総理は辞任していなければしていなければならなかった,
2)ただし,予算を通さないと行政に混乱が生ずるから,本来なら石破氏は総理を辞任する責務があるところ,今年の3月に予算が通るまではとりあえず「暫定的」に総理をやっていた.
3)したがって,3月に予算がとおれば,石破氏が総理を続ける理由が完全に失われるため,辞任することが必要である
と西田氏は主張したわけです.
ちなみに当方,この西田氏の発言に対して,次のように解説しました.
すなわち,そもそも石破氏は,憲法の規定に則って,大義として国民の信を問うこと,そしてその基準として「総選挙での与党過半数の議席の獲得」を言明した上で,天皇陛下に対して解散することを「助言・承認」(とは言うものの, “解散に大義が必要だ”という主張があるということは,事実上の旧憲法の「輔弼」というべき行為を)することを通して,衆議院を解散している.
これをより分かり易く解説するなら…
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