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板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~

板垣英憲(政治評論家)

板垣英憲

愛子様は「男系」の「長子」女性皇族。明治典範以前であれば、皇位継承第一位であったのではないか。そうした皇室の歴史と伝統を明治典範が「男系男子」に塗り替え、次に高市政権が「養子案」で破壊しようとしている

愛子様は「男系」の「直系長子」女性皇族。明治典範以前であれば、皇位継承第一位であったのではないか。そうした皇室の歴史と伝統を明治典範が「男系男子」に塗り替え、次に高市政権が「養子案」で破壊しようとしている

◆〔特別情報1〕
 どうやら、皮肉な話で、今国会において、最も真摯に「皇室典範改正」について熟慮しているのは、共産党かもしれない。そう思える参議院決算委員会での質疑があった。共産党の小池晃参院議員と高市首相とのやりとりである。
 しんぶん赤旗は7日、「論戦ハイライト 皇室典範改定 憲法に基づく議論を小池議員が批判」という見出しをつけて次のように報道した。
《小池 天皇は男系男子で継承しなければならないことは国民の総意か。
 高市早苗首相 衆参両院正副議長のもと「立法府の総意」として議論の取りまとめが行われ、法案を作成した。》

 この部分の詳細のやりとりは、次のとおりである。

《小池晃議員
 日本共産党の小池晃です。皇室典範改正案の内容進め方について疑問の声が広がっております。私たち日本共産党は党の綱領で天皇の制度も含めて日本国憲法の全条項を守るという立場を明確にしております。天皇の制度の問題は、日本国憲法の情報と精神に基づいて議論検討すべきであり、そういう立場で質問をいたします。
 日本国憲法第1条は天皇の地位を、主権の存する日本国民の総意に基づくとしています。そしてどの世論調査でも女性天皇、女系天皇に賛成だという方が多数です。しかし政府案は養子縁組によって男系男子での継承を明確にしました。
 総理、天皇は男系男子で継承しなければならないということは国民の総意でしょうか?

 高市内閣総理大臣
 皇室典範の改正につきましては、先日6月10日に、まさに、全国民の代表によって構成される国会において衆参両院正副議長のもと、立法府の総意として議論の取りまとめが行われました。そこでは、今上陛下から秋篠宮皇嗣殿下、次世代の悠仁親王殿下という、皇位継承の流れを揺がせにしてならないということについては、立法府としてもこれを確認する。その上で議論の取りまとめをもとに法制化することを求めるとされております。ですから政府としてはそれに沿って忠実に法案を作成したものでございます。》

 高市首相は「全国民の代表によって構成される国会において衆参両院正副議長のもと、立法府の総意として議論の取りまとめが行われました」と説明した。同じ文言の説明を、次の答弁でも発言している。小池議員から「憲法の条項と精神に照らせば、女性天皇女系天皇を認めるべきだという風に思いますが、この点はいかがですか? 質問に明確に答えていただきたいと別のこと言わないで欲しいと思います。」との質問に対して、高市首相の答えは、次のような言葉で始まった。
「先ほどのご質問はですね、国民の総意という話でございました。まさに国会議員の皆様は憲法上、全国民の代表とされております。その中で、その国会において衆参両院正副議長の下、立法府の総意として議論の取りまとめが行われたことを受けて、今般の法案を立案したということです。」
 そしてもう一回、同じ文言を繰り返している。しんぶん赤旗のハイライト記事では、次のように記されている場面である。
《小池 こうした人たちを特別な身分である皇族にすることに国民の理解が得られると思うか。
 首相 国民の理解をたまわるべく、法案を作成した。》

 この部分の高市首相の答弁の詳細は次のようなものであった。
《まぁ、国民の皆様の、えー、理解を賜るべく、えー、この、えー、議論の取りまとめに沿って忠実に法案を作成したものでございます。えー、国会議員の皆様は全国民の代表でいらっしゃいます。》

 高市首相は、繰り返し、繰り返し、計3回も「国会議員は全国民の代表だ」と主張したということである。しかし、こうなってくると、先の衆院選で全国民が真っ先に「だまし討ち」にあっていたようなものといえる。今年2月の総選挙は、「大義なき選挙」といわれるほど、一体何を争点としているのかが見えない選挙のなか、「憲政史上初の女性総理」による初の解散の熱に乗せられ、自民党の姑息ともいえる策略に引っかかり、女性総理誕生で、女性天皇も誕生するかもしれないと錯覚してしまった国民も多かっただろう。錯覚したとはいえ、そうした国民にとつては、まさに「だまし討ち」みたいなものであったことだろう。
 実際に、自民党と維新、それぞれの公約をあらためて確認してみると、そのことがよくわかる。
 以下、特別情報である。

… … …(記事全文10,118文字)
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