… … …(記事全文1,660文字)◆『政権交代-小沢一郎最後の戦い』(2007年7月12日刊)
第6章 新進党結成から自由党の立ち上げへ
●小沢一郎は、「連立解消」を言い渡し、決別する
小渕首相は、平成十一(一九九九)年十月四日、公明党との連立に踏み切った。小渕首相、小沢一郎と公明党の神崎武法委員長の三人が集まり、合意したのである。
自自公の三党連立により、小渕政権は、ますます磐石の感を強め、自民党内では、「自由党軽視」の雰囲気が濃厚になってきた。
危惧した通り、「合意書」が実際に反故にされてきていることを悟り、小沢一郎は平成十二(二〇〇〇)年四月一日、小渕首相に直談判した。小渕首相が、「合意書の完全実現」に対し、「できない」と明言したことから、小沢一郎は、「連立解消」を言い渡し、決別した。
板垣英憲(いたがきえいけん)情報局 ~マスコミに出ない政治経済の裏話~
板垣英憲(政治評論家)