Foomii(フーミー)

天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

「台湾名義の東京五輪参加」を住民投票に付す台湾の誤り
無料記事

□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2018年11月21日第728号 ■   =============================================================        「台湾名義の東京五輪参加」を住民投票に付す台湾の誤り  =============================================================  決まった事は仕方がない。  あとは結果を待つだけだ。  11月24日に台湾で行われる、「台湾名義で東京五輪に参加する」ことの是非を問う台湾の住民投票の事である。  国際オリンピック協会(IOC)は16日、住民投票はIOC憲章に違反している疑いがあるという警告文を台湾側に送付したという。  これに対して住民投票を主導する台湾独立派団体は反発したという。  このニュースを知って、私は台湾側に助言したい気持ちがどんどんと強まっている。  いまからでも遅くない。  とりあえず住民投票を延期すべきだ。  このまま住民投票するなら、どっちに転んでも決して台湾側に有利な効果をもたらさない。  中国に屈服しろと言っているのではない。  それが台湾側にとって現実的な対応だと思うからだ。  台湾を中国の不可分の領土とする中国の主張は、今に始まった事ではない。  台湾の五輪呼称をめぐる中台の争いは過去にもあり、妥協の産物として1981年のIOC会議で、台湾は「チャイニーズ・タイペイ(中華台北)」名義で五輪参加する事で決着した経緯がある。  あの時と今では、中国の力は格段に大きくなっている。  中国が呼称を中国に統一しろと要求しているのなら別だ。  しかし、そうではないなら、一旦認められ、IOCもそれを尊重するチャイニーズ・タイペイの呼称を、いま台湾側から変えようとするのは寝た子を起こす事になる。  投票結果の動き如何では、中国が反発し、台湾の呼称を中国で統一しろと言い出しかねない。  そんな事になるくらいなら、既得権であるチャイニーズ・タイペイを変えない方がいいのだ。  IOCも台湾側に立つだろう。  逆に、もし台湾が台湾の呼称にこだわるなら、IOCは台湾の参加資格を停止すると警告している。  台湾はいま呼称にこだわるよりも、チャイニーズ・タイペイで五輪参加することを優先すべきである。  国際情勢は常に変わり、進化する。  台湾の五輪参加呼称の問題は、タイミングを見計らって、ベストのタイミングで提起すればいいのである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今月発行済みのマガジン

ここ半年のバックナンバー

2026年のバックナンバー

2025年のバックナンバー

2024年のバックナンバー

2023年のバックナンバー

2022年のバックナンバー

2021年のバックナンバー

2020年のバックナンバー

2019年のバックナンバー

2018年のバックナンバー

2017年のバックナンバー

2016年のバックナンバー

2015年のバックナンバー

2014年のバックナンバー

2013年のバックナンバー

2012年のバックナンバー

2011年のバックナンバー

2010年のバックナンバー

2009年のバックナンバー

このマガジンを読んでいる人はこんな本をチェックしています

月途中からのご利用について

月途中からサービス利用を開始された場合も、その月に配信されたウェブマガジンのすべての記事を読むことができます。2026年10月19日に利用を開始した場合、2026年10月1日~19日に配信されたウェブマガジンが届きます。

利用開始月(今月/来月)について

利用開始月を選択することができます。「今月」を選択した場合、月の途中でもすぐに利用を開始することができます。「来月」を選択した場合、2026年11月1日から利用を開始することができます。

お支払方法

クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、d払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払いをご利用いただけます。

クレジットカードでの購読の場合、次のカードブランドが利用できます。

VISA Master JCB AMEX

キャリア決済での購読の場合、次のサービスが利用できます。

docomo au softbank

銀行振込での購読の場合、振込先(弊社口座)は以下の銀行になります。

ゆうちょ銀行 楽天銀行

解約について

クレジットカード決済によるご利用の場合、解約申請をされるまで、継続してサービスをご利用いただくことができます。ご利用は月単位となり、解約申請をした月の末日にて解約となります。解約申請は、マイページからお申し込みください。

銀行振込、コンビニ決済等の前払いによるご利用の場合、お申し込みいただいた利用期間の最終日をもって解約となります。利用期間を延長することにより、継続してサービスを利用することができます。

購読する