□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】
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□■　天木直人のメールマガジン２０１８月３月２４日第２２９号
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　　私が安倍首相ならオバマ前大統領に会わない

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　トランプ大統領に見捨てられた今となっては心配する必要はないが、私は安倍首相が来日するオバマ前大統領に会うというニュースを聞いた時、安倍首相の無神経ぶりに呆れたものだ。

　なにしろ安倍首相はトランプ大統領との関係を最優先しているはずだからだ。

　なにしろトランプ大統領はオバマ前大統領を否定することがすべての大統領だからだ。

　なにしろトランプ大統領は自分の気に入らないことをすれば、それまでの関係がいかに良くても、すぐに激情して首を切るからだ。

　そう考えた時、いまの安倍首相にオバマ前大統領と会うメリットは何もない。

　それどころか、トランプ大統領との関係を台無しにする恐れすらある。

　ひょっとしてトランプ大統領は安倍首相がオバマ前大統領と会う事を知って安倍切りに出たのではないか。

　そう思えるほどの安倍首相のオバマ前大統領と面会するという無神経さだ。

　そもそも、安倍首相はオバマ前大統領が大統領だった時から体質の合わなかったはずではなかったか。

　森友文書改ざんで手一杯の今の安倍首相なら、会わない口実もできる。

　それにしても、今どきオバマ大統領を日本に呼んで講演させ、安倍首相に会わせようとした民間団体とは一体どんな団体なのか。

　どのメディアも避けているごとく、その民間団体の事について書かない。

　明日から来日するといのにオバマ大統領の来日の事すら書かない。

　そう思っていたら、きのう３月２３日の読売新聞がオバマ前大統領の来日記念講演について大きな広告を載せた。

　そして、その広告で知った。

　オバマ前大統領を日本に呼んで講演する主催者は、あの半田晴久氏が代表の世界開発協力機構（ＷＳＤ）という特定非営利活動法人だったのだ。

　半田晴久氏と言えば、深見東州その他多くの別名を持ち、宗教家、実業家、音楽家、芸術家など多彩な肩書の面妖な人物だ。

　はっきりしている事はその資金力に多くの著名人が群がっているということだ。

　今度のオバマ前大統領の来日、講演も巨額のギャラに惹かれて行われるものに違いない。

　そういえば私が亀井静香氏の事務所を訪れた時も、彼に支援している形跡があった。

　どうでもいいことだけれど、オバマ前大統領のこのタイミングの来日と安倍首相との会談を、果たしてメディアはどのように報道するのだろう（了）



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編集・発行：天木直人

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