Foomii(フーミー)

天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

メディアまで差別される沖縄は、国政に代表を送り込むべきだ
無料記事

□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年8月29日第666号 ■   ============================================================   メディアまで差別される沖縄は、国政に代表を送り込むべきだ  ============================================================  きょう8月29日の毎日新聞が教えてくれた。  沖縄県東村高江で強行されている米軍ヘリパッド移設工事を取材していた沖縄県の地方紙の記者が、警察の機動隊に強制的に排除されたと。  この報道には驚いた。  移設工事に反対する住民たちに対する国家権力の人権蹂躙については知っていた。  そして、その人権蹂躙は、沖縄県民に対する本土との差別の現れに違いないと思っていた。  ところがメディアまで差別されていたというのだ。  もし本土で大手メディアの記者が取材拒否をされたなら、さすがの御用メディアも、報道の自由の侵害だ、民主主義の否定だと、大騒ぎするだろう。  それをおそれて、政府も大手メディアの記者を取材から強制排除することはしないだろう。  ところが沖縄ではそれを公然としているということだ。  沖縄を代表する二大紙、琉球新報と沖縄タイムスの記者が、ともに強制排除されたのだ。  もはや高江の現場で何が行われているか、それを沖縄県民が知る事は出来なくなる。  これ以上の言論統制はない。  本土の大手メディアには考えられないことだ。  住民に加えメディアまで本土と差別されるようでは沖縄に対するこの国の差別は行きつくところまで行ってしまった。  そんな事が許されるのは、沖縄の声をみずから中央政府に発信する政党を沖縄は持たないからだ。  野党共闘といっても所詮は本土の政党の生き残りだ。  沖縄のために候補者を当選させたり、質問したりしても、所詮それら政党の党勢拡大の為である。  沖縄は、他の政党と対等な沖縄党をつくって、国政で堂々と自らの主張を訴え、沖縄の利益を実現する事を目指さなければいけない。  同様の事は、いつまでたっても原発事故からの復旧、復興で国政から見放されたままの福島についても言える。  福島県民は福島党をつくるべきだ。  しかし現実には、沖縄も福島も、国会議員をそれぞれの地域から当選させられるのはせいぜい一人だ。  一人では国政に参加できる政党にはなり得ない。  だから新党憲法9条なのだ。  新党憲法9条は、はまさしく沖縄党、福島党を実現するものである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今月発行済みのマガジン

ここ半年のバックナンバー

2024年のバックナンバー

2023年のバックナンバー

2022年のバックナンバー

2021年のバックナンバー

2020年のバックナンバー

2019年のバックナンバー

2018年のバックナンバー

2017年のバックナンバー

2016年のバックナンバー

2015年のバックナンバー

2014年のバックナンバー

2013年のバックナンバー

2012年のバックナンバー

2011年のバックナンバー

2010年のバックナンバー

2009年のバックナンバー

このマガジンを読んでいる人はこんな本をチェックしています

月途中からのご利用について

月途中からサービス利用を開始された場合も、その月に配信されたウェブマガジンのすべての記事を読むことができます。2024年11月19日に利用を開始した場合、2024年11月1日~19日に配信されたウェブマガジンが届きます。

利用開始月(今月/来月)について

利用開始月を選択することができます。「今月」を選択した場合、月の途中でもすぐに利用を開始することができます。「来月」を選択した場合、2024年12月1日から利用を開始することができます。

お支払方法

クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、d払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払いをご利用いただけます。

クレジットカードでの購読の場合、次のカードブランドが利用できます。

VISA Master JCB AMEX

キャリア決済での購読の場合、次のサービスが利用できます。

docomo au softbank

銀行振込での購読の場合、振込先(弊社口座)は以下の銀行になります。

ゆうちょ銀行 楽天銀行

解約について

クレジットカード決済によるご利用の場合、解約申請をされるまで、継続してサービスをご利用いただくことができます。ご利用は月単位となり、解約申請をした月の末日にて解約となります。解約申請は、マイページからお申し込みください。

銀行振込、コンビニ決済等の前払いによるご利用の場合、お申し込みいただいた利用期間の最終日をもって解約となります。利用期間を延長することにより、継続してサービスを利用することができます。

購読する