□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年5月18日第405号 ■ ============================================================= ゆとり教育の挫折はこの国の合わせ鏡である ============================================================= 馳浩文部科学相が先週「ゆとり教育」に決別宣言した。 ゆとり教育はすでにとっくに否定されていたが、それを安倍政権が決別宣言した事は象徴的だ。 私はゆとり教育が提言された時、それを評価する一方で、決してうまくいかないと思っていた。 なぜか。 それはゆとり教育と受験競争は両立しないからだ。 ゆとり教育をこの国に根づかせるためには受験競争をなくさなければいけない。 しかし、受験競争をなくすということは、この国から学歴主義をなくすことだ。 ところが誰も学歴主義をなくそうとはしない。 なぜか。 学歴主義はこの国の指導者たちのよりどころであるからだ。 そして、子を持つ親は誰もが自分の子には高学歴を持たせたがるからだ。 中には自分の見栄の為に子供に高学歴を願う親もいるほどだ。 つまりこの国は、国民をあげて受験競争から抜け出せないのだ。 それを裏付けのが毎年恒例のサンデー毎日の受験特集だ。 いまでは週刊朝日までもが受験特集を始めて売り上げを競っている。 私は受験競争は無くなった方がいいと思っている。 しかし、受験競争は勝った者が、それはよくない事だと考えてなくそうとしなければなくならない。 それはあたかもこの国の政治そのものである。 すなわち、政権交代の繰り返しでは政治はよくならない事を我々は民主党の失敗を見て知った。 選挙の勝ち負けなどで政治はよくならないのだ。 政治は、権力を握った者が正しい政治を行うようにならなくては、いつまでたってもよくならない。 官僚の中にも良識な官僚はいるはずだ。 その官僚を活かして、国民の為の政治をしなければいけないと考える政治家が自民党の中から出てこなければいけない。 ノブレスオブリージュ(地位あるものにはより高い徳が求められる)の政治が実現されなければいけない。 この私の思いは、きょう午後三時から始まる党首討論を聞いてますます強まるだろう(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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