□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年4月30日第352号 ■ ============================================================== 小泉元首相の本性を見事に描いた産経新聞のインタビュー記事 ============================================================== 脱原発を唱えてとどまるところを知らない小泉純一郎元首相。 そんな小泉元首相に期待する国民は多いだろう。 私もその一人だった。 進次郎と二人して、父子鷹になれとまでほめそやした。 しかし、残念ながらその期待は裏切られた。 そのことは、すでに報道されている小泉氏の数々の言動から明らかだ。 そんな中で、きょう4月30日の産経新聞が「『原発ゼロ』できますか?」という見出しの、長辻象平という論説委員との全紙2ページに及ぶ対談記事を掲げた。 それを読んだ私は思わず笑ってしまった。 詳しくはここでは書かない。 しかし、これほど見事に、いまの小泉元首相の本性をあらわした記事はない。 ひとことでいえば、小泉純一郎元首相は、敵にすれば手ごわいが、味方にしようとしても役に立たない人物である、ということだ。 つねに自分の事だけを考え、決して損になることはしない。 読者のために、二つだけ印象深い言葉を紹介しておこう。 ひとつは、安倍首相に脱原発を求めても無理だ。ここまで原発再稼働を言い出した以上、ブレるわけにはいかない、と言っている。 これを要するに、自分は安倍首相と戦わないということだ。 二つ目は、国民の意思が政治を変える、と言っている。 これほど国民を馬鹿にした言葉はない。 国民を衆愚とみて劇場政治で成功を収めた小泉元首相が、いまでは国民が政治を変えると、おだてあげる。 これは、自分はかけ声だけをあげるから、あとは国民が安倍を倒せといっているようなものだ。 国民にそんなことが出来るはずがないことを百も承知の上である。 このようなインタビューに応じたのが産経新聞であるのも小泉元首相らしい。 朝日や東京では決して応じなかったに違いない(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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