□□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年4月6日第287号 ■ ============================================================== パナマ文書が公開されたら大衆の怒りが世界に革命を起こす ============================================================== 物凄いニュースが流された。 カリブ海の英領バージン諸島などのタックスヘイブン(租税回避地)に各国首脳や著名人が関係した法人が設立されていたと報じられたことだ。 それだけなら、これまでにも皆が知っていたことだ。 しかし、今度の報道が衝撃的だったのは、パナマの法律事務所の内部文書の流出により、タックスヘイブンを利用して資産隠しをしていた世界首脳や著名人が、その金額と共に実名入りで暴露されたことだ。 これは前代未聞の衝撃的なニュースである。 いうまでもなくタックスヘイブンは金持ち、権力者などによる暗黙の資産隠し、脱税装置だ。 聖書に頻繁に登場して来るように、税金取り立て人ほど嫌われる者はない。 誰もが納税には、頭に来るからだ。 不公平な税の徴収はなおさらだ。 そのために国民一揆が起きた例は、歴史上枚挙にいとまがない。 つまり公正な税制は古今東西、政治の本質なのである。 そして、このタックスヘイブンほど貧富の間に不公平な装置はない。 その額が半端ではない上に、金持ち、権力者が優遇される。 なぜこのような不平等な資産隠し、納税逃れが許されて来たのか。 それは金持ちたちや権力者たちが、みんなで渡れば怖くないと高をくくっていたからだ。 そして、決してその存在を、国民に広く知らせないようにしてきたからだ。 しかし、時代は激変しつつある。 米国にサンダース候補が現れて来たように、金融資本主義の元締めの米国でさえ、ウォールストリートを占拠せよという動きが起き、拡がりつつある。 そして、インターネットの発達によって悪事が隠し切れなくなってきた。 今度の報道も、ロイターによれば、ハッカーの攻撃でパナマの法律事務所の内部文書が流出し、それを国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)が検証して発表したのだ(4月6日産経)。 私がその報道で注目したのは、米司法省がこの問題を深刻に受け止めると発表し、調査を進めている事を明らかにしたことだ(4月6日朝日)。 このパナマ文書が世界中に公開されるなら、世界の国民の怒りに火をつけるだろう。 どのような独裁者でも、国民の怒りには勝てない。 我々には、あのルーマニアのチャウセスク夫妻のように、世界が見ている中で国民の手で処刑された事も記憶に新しい。 パナマ文書問題の今後の進展から目が離せない。 それにしてもパナマ文書の中に日本人の名前があるのだろうか。 その時の日本国民の反応はどうのようなものなのだろう。 いまこそ日本のメディアの本気度が試される時である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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