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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

それでも残るオバマの広島サプライズ訪問の可能性
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年4月1日第277号 ■   ==============================================================   それでも残るオバマの広島サプライズ訪問の可能性  ==============================================================  もはや点数稼ぎになることなら、何でも飛びついていると思えるほどの安倍首相のドタバタぶりだ。  それは取りも直さず安倍首相のやることなすことすべて効果が出ていないとことへの焦りだ。  普通なら完全な政局になるところだが、それでも安倍首相がゴルフや外遊を楽しめるのは、すべて野党の絶望的な体たらくのせいだ。  かくして安倍首相は、これからも様々なサプライズを画策してくるだろう。  そのひとつが、伊勢志摩サミットで訪米するオバマ大統領の電撃的な広島訪問であると私は思っている。  ところが、きょう4月1日の読売新聞は、その可能性がなくなったと言わんばかりの記事を書いた。  すなわち、すべてはオバマ大統領の判断にゆだねられているが、依然として広島訪問には米国内で根強い慎重論がある、と書いている。  しかし私は、この読売新聞の記事を額面通りに受け取る気にはなれない。  むしろ、安倍首相の御用新聞である読売だから、その可能性をわざと否定しておいて、訪問した時のサプライズ効果を高めようとしてるのではないか。  安倍首相と外務省はいま水面下で必死になってホワイトハウスを説得しているのではないか。  敢えて私はそう書いて、もし電撃訪問のパフォーマンスが行われても、そのサプライズ効果を減少させておきたいと考える。  もし読売新聞の書いている事が正しく、オバマ大統領の広島訪日が見送られるなら、それはそれで歓迎すべきことだ。  オバマの後に広島を訪れるような大統領はまず出て来ないだろう。  どんなに安倍政権が長続きしても、安倍首相の手によって米国大統領を広島に訪問させるという野望はもろくも崩れ去る。  外交は王道を行くべきだ。  間違ってもパフォーマンスで外交を行ってはいけないのである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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