□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2016年1月13日第34号 ■ ============================================================== これまでの朴槿恵大統領は一体何だったのか ============================================================== しつこいようだけれど、もう一度だけ書いて終わりにしたい。 一体これまでの朴槿恵大統領の韓国は一体何だったというのか。 安倍首相の歴史認識や対韓政策の本質は何も変わっていないというのに、朴槿恵大統領の韓国は180度変わってしまったごとくだ。 その後の報道でも、驚くことが続いている。 きょう13日の各紙が報じている。 韓国外務省の報道官が12日明らかにしたという。 政府当局者が元慰安婦を個別訪問して日韓合意の受け入れについて説明して回ったと。 これは元慰安婦の分断だ。 あれほど元慰安婦の気持ちを大切にしていたはずの朴槿恵大統領が、よくもこのような卑劣な対応ができるものだ。 驚いたのは海自と韓国海軍が昨年12月23日にソマリア沖で共同訓練していたというきょう13日の産経新聞のスクープ記事だ。 12月23日と言えば日韓合意の直前だ。 すでにその時韓国政府は日韓合意を決めていたということだ。 いや、韓国政府は韓国内の世論の反発を恐れて、日本の自衛隊に共同訓練の公表を控えるよう求めていたという。 これまでの対日警戒は、あくまでも韓国世論に向けた見せかけの強硬姿勢だったとでもいうのか。 そう思っていたら今度は対中外交の変更だ。 韓国メディアが朴大統領のこれまでの対中政策を一斉に批判し出したという。 北朝鮮の暴走を止められない中国との蜜月は間違っていたと。 韓国メディアに批判されるまでもなく、朴槿恵大統領の対中外交はすでに変わりつつある。 日韓合意発表以降の朴槿恵大統領は、まるで安倍首相の子分の様だ。 これまでの朴槿恵大統領は何だったのか。 安倍首相は何も変わっていないというのに、朴槿恵大統領のこの変わり様は一体どうしたことだろう(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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天木直人(元外交官・作家)