Foomii(フーミー)

天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

中国のIMF増資を認めざるを得なかった米国の凋落
無料記事

□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2015年12月18日第1033号 ■   ============================================================      中国のIMF増資を認めざるを得なかった米国の凋落  =============================================================  天下の日経新聞が中国元の威力を認めた記事を大きく書いた。  きょう12月18日の「IMF資本改革 米与野党合意」という記事がそれだ。  その要旨はこうだ。  欧州の経済危機などで資金重要が急増するIMFは、経済力を強める中国をはじめとした新興国からの増資を2010年12月に合意した(IMF改革)。しかし米国では野党・共和党を中心に中国の発言力強化を警戒する声が強く、IMF改革案の議会承認を5年以上も先送りしてきた。ところがついに12月16日、米議会は中国の出資比率引き上げに電撃合意した。  私がその日経の記事で衝撃を受けたのは、IMFのラガルド理事長が、「米国が承認しないなら次善の策を考える」と最後通牒を発し、「米国はずし」を恐れた米国が譲歩した、と書かれていたところだ。  人民元のSDR採用の時もそうだった。  もはやIMFは米国の独占物ではなくなったのだ。  いうまでもなくIMFは拠出額に応じて発言権が強くなる、米国にとって有利な国際金融体制だった。  そのIMFが米国が反対するなら米国抜きで決めると言い出したのだ。  しかも、その理由が中国の増資を認めるという事である。  アジアインフラ投資銀行、人民元のSDR採用についでJMF増資だ。  中国の資金力はついに国際金融面においても米国一極集中を打ち砕いたのだ。  この傾向はどんどんと加速していくだろう。  軍事力と並んで国際金融力は米国の二大武器だ。  誰もそれに挑むものはなかった。  それを中国は、周到に、時間をかけて、着実に成し遂げようとしている。  なにしろ白髪三千丈の国だ。  悠久の歴史を持つ国だ。  その中国と無益な競争をして対米従属に走る安倍首相が如何に歴史認識の欠けた愚かな首相であるか。  それを見事に教えてくれた日経新聞の記事である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今月発行済みのマガジン

ここ半年のバックナンバー

2026年のバックナンバー

2025年のバックナンバー

2024年のバックナンバー

2023年のバックナンバー

2022年のバックナンバー

2021年のバックナンバー

2020年のバックナンバー

2019年のバックナンバー

2018年のバックナンバー

2017年のバックナンバー

2016年のバックナンバー

2015年のバックナンバー

2014年のバックナンバー

2013年のバックナンバー

2012年のバックナンバー

2011年のバックナンバー

2010年のバックナンバー

2009年のバックナンバー

このマガジンを読んでいる人はこんな本をチェックしています

月途中からのご利用について

月途中からサービス利用を開始された場合も、その月に配信されたウェブマガジンのすべての記事を読むことができます。2026年6月19日に利用を開始した場合、2026年6月1日~19日に配信されたウェブマガジンが届きます。

利用開始月(今月/来月)について

利用開始月を選択することができます。「今月」を選択した場合、月の途中でもすぐに利用を開始することができます。「来月」を選択した場合、2026年7月1日から利用を開始することができます。

お支払方法

クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、d払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払いをご利用いただけます。

クレジットカードでの購読の場合、次のカードブランドが利用できます。

VISA Master JCB AMEX

キャリア決済での購読の場合、次のサービスが利用できます。

docomo au softbank

銀行振込での購読の場合、振込先(弊社口座)は以下の銀行になります。

ゆうちょ銀行 楽天銀行

解約について

クレジットカード決済によるご利用の場合、解約申請をされるまで、継続してサービスをご利用いただくことができます。ご利用は月単位となり、解約申請をした月の末日にて解約となります。解約申請は、マイページからお申し込みください。

銀行振込、コンビニ決済等の前払いによるご利用の場合、お申し込みいただいた利用期間の最終日をもって解約となります。利用期間を延長することにより、継続してサービスを利用することができます。

購読する