Foomii(フーミー)

天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

日本の姿がまったく見えないまま終わったCOP21
無料記事

□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2015年12月13日第1017号 ■   ============================================================      日本の姿がまったく見えないまま終わったCOP21  =============================================================  きょう12月13日の各紙がCOP21会議の合意成立を報じている。  一言で言えば先進国と開発途上国の妥協がはかられたという事だ。  温室効果ガス削減の責任を先進国だけでなく開発途上国にも共有させる見返りに、開発途上国に対する援助を増やすというわけだ。  しかし、いずれも明確な数値義務はない。  どちらかといえば先進国側が押し切った印象を受けるのは私一人だろうか。  しかし、私がここで言いたい事はその事ではない。  COP21の報道の中で日本の姿がどこにも見えないことだ。  前回(1997年)の世界会議は日本が議長国だった。  その時合意された京都議定書の意義が、いまでも京都府庁の前に高らかに掲げられている。  その京都議定書が、今度のあらたな「枠組み合意」にとってかわられるというのにである。  しかも、安倍首相がわざわざ出向いて行って、途上国援助をぶち上げたというのにである。  日本が取りまとめに動いたという報道は皆無だ。  そのかわり、今度の会議で報道されたのは米中の協調ぶりだ。  合意直前の12月11日に、習近平主席とオバマ大統領は電話会談している。  習近平主席が「中国と米国は各国に協調を求め、共に努力して会議の合意を達成しなければならない」と言えば、オバマ大統領は「米国は中国と協力を深めて会議の成功を推進する」と応えたという(12月12日東京)  そしてきょう12月13日の読売新聞は大きく書いている。  「遺産」づくりのためにオバマは中国と水面下で交渉したと。  中国の海洋進出、サイバー攻撃、人権問題などをめぐる対立をいったん脇においての合意だったと。  そして読売新聞のその記事は、今度の合意を祝福するどころか、水をさしている。  「米中両国が温室効果ガス削減の取り組みを約束する初の枠組みとなるが、実際に機能するかどうかは、2大排出国である米中の今後の行動にかかっている」と。  これが京都議定書を作った前回の議長国日本の18年ぶりの姿である。  悲し過ぎる(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今月発行済みのマガジン

ここ半年のバックナンバー

2026年のバックナンバー

2025年のバックナンバー

2024年のバックナンバー

2023年のバックナンバー

2022年のバックナンバー

2021年のバックナンバー

2020年のバックナンバー

2019年のバックナンバー

2018年のバックナンバー

2017年のバックナンバー

2016年のバックナンバー

2015年のバックナンバー

2014年のバックナンバー

2013年のバックナンバー

2012年のバックナンバー

2011年のバックナンバー

2010年のバックナンバー

2009年のバックナンバー

このマガジンを読んでいる人はこんな本をチェックしています

月途中からのご利用について

月途中からサービス利用を開始された場合も、その月に配信されたウェブマガジンのすべての記事を読むことができます。2026年6月19日に利用を開始した場合、2026年6月1日~19日に配信されたウェブマガジンが届きます。

利用開始月(今月/来月)について

利用開始月を選択することができます。「今月」を選択した場合、月の途中でもすぐに利用を開始することができます。「来月」を選択した場合、2026年7月1日から利用を開始することができます。

お支払方法

クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、d払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払いをご利用いただけます。

クレジットカードでの購読の場合、次のカードブランドが利用できます。

VISA Master JCB AMEX

キャリア決済での購読の場合、次のサービスが利用できます。

docomo au softbank

銀行振込での購読の場合、振込先(弊社口座)は以下の銀行になります。

ゆうちょ銀行 楽天銀行

解約について

クレジットカード決済によるご利用の場合、解約申請をされるまで、継続してサービスをご利用いただくことができます。ご利用は月単位となり、解約申請をした月の末日にて解約となります。解約申請は、マイページからお申し込みください。

銀行振込、コンビニ決済等の前払いによるご利用の場合、お申し込みいただいた利用期間の最終日をもって解約となります。利用期間を延長することにより、継続してサービスを利用することができます。

購読する