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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

臆面もなくウソまで報じるようになったメディア
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2015年12月5日第998号 ■   ============================================================      臆面もなくウソまで報じるようになったメディア  =============================================================  メディアが権力側に都合の悪い事は報じなくなった、と指摘したばかりだ。  ところが最近のメディアはウソまで報じる。  今朝のTBSで若い同行記者が、COP21に出席した安倍首相の外交成果を語っていた。  30カ国以上の首脳と計3時間もかけて立ち話首脳会談を行ったと。  どこの国のメディアが、立ち話を首脳会談と呼んでいるというのか。  こんな奇妙な言葉を使うのは日本のメディアぐらいのものだ。  その事自体が恥ずべきことだ。  しかも単純計算すれば一人数分もない。  安倍首相が外国語を出来るわけがないから通訳を介しての会話だ。  そこで首脳会談と呼べる会話がなされたとでもいうのだろうか。  そう思っていたら、オバマともプーチンとも立ち話したくてもできなかったという。  この一事がすべてを物語っている。  相手にされなかったのだ。  トルコとロシアの仲介役を果たすからメッセージはあるかとエルドアン大統領に大見得を切ったはずではなかったのか。  もしエルドアン大統領がそれに応じていたら、そのメッセージをプーチンに伝えられなかった事になる。  とんだ外交失態をおかしかねなかったのだ。  プーチンに会えなかったほうがよかったくらいだ。  その一方できのう12月4日の読売新聞が、書いていた。  国家安全保障会議(NSC)が出来て12月4日でまる2年なるという。  そのことについて、菅官房長官が12月3日に記者会見をしたらしい。  ところが、この記者会見の模様を伝えた12月4日の読売新聞は、「NSC外交・安保で存在感」と書いた。  本当に菅官房長官はそう言ったのか。  各紙の報道を見る限り、省庁間の縦割りを排して戦略的・機動的な政策の実績に資している、と言っているだけだ。  それは、言い換えれば、縦割りを排する事の難しさを認め、今後さらにその弊害を克服すべく機能強化に努めなければいけないということだ。  しかし、それは無理だ。  私はNSCの前身にあたる内閣安全保障室に外務省からの出向課長として2年間勤務した経験がある。  その経験から言えばNSCがまともに機能する事などありないのだ。  内閣安全保障室を作った中曽根首相さえ出来なかったことを安倍首相が出来るはずがない。  過去と違うところは、そのとりまとめである谷内正太郎事務局長が、安倍首相の信認を得て絶大な権限を与えられているところだ。  しかし、その谷内正太郎事務局長でさえ、この2年間、何の成果もあげられなかった。  その任について2年も経つというのに、見事にその外交成果はゼロだ。  こんなNSCが外交・安保で存在感を示したと書いた読売は完全なウソを書いたということである(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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