□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】
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□■　   天木直人のメールマガジン２０１５年９月２５日第７８８号
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　　この時期の岸田外相の訪ロは不適切だったと書いた朝日の社説

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　きょう９月２５日の朝日新聞はその社説で書いた。

　この時期の訪ロが適切だったか、疑問がぬぐえないと。

　ウクライナなどでロシアが見せた「力による現状変更」は決して容認できないと。

　日本政府がいまなすべきことは、米欧と緊密に連携しつつ、ウクライナなどでのロシアの「力による現状変更」は決して容認できない事を伝える事だと書いている。

　この社説は米国の代弁そのものだ。

　もちろん岸田訪ロは不適切だったと皆が言ったり書いたりしている。

　たとえばきょうの毎日の社説も、岸田外相の訪ロについて疑義を呈してる。

　そして対米従属といえば程度の差こそあれ、日本のメディアはすべからくそうだ。

　それにもかかわらず、私がきょうの朝日の社説をことさら取り上げて、米国の代弁をしているようだと書く私は、朝日に対米従属だという偏見を抱いているからなのか。

　おそらくそうだろう。

　私は朝日新聞に対米従属の偏見を抱いている。

　そんな私に偏見を抱かせるほど、朝日の論調はことごとく米国に顔を向けているという事である（了）

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編集・発行：天木直人

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