□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2014年3月28日第263号 ■ ========================================================= 「決めゼリフ」を超えた言葉を裁判長に吐かせた袴田事件 ======================================================== きのうから今朝にかけてのニュースは新聞もテレビも袴田事件の再審決定で埋め尽くされている。 それほど大きなニュースであるということだ。 そんな報道の中で、私が最も印象深く読んだ新聞記事があったので紹介させていただく。 それはきょう3月28日の日経新聞一面の「春秋」というコラムの記事だ。 その記事は要旨次のように書いている。 「著しく正義に反する」という大仰な言い回しは、司法の世界ではここぞという場面で登場する決めゼリフであると。 たとえば「原判決を破棄しなければ著しく正義に反する」であるとか、「量刑は不当で著しく正義に反する」のように。 「著しく正義に反する」という決めゼリフは、裁判所も検察も弁護人も、依拠してやまぬ決めゼリフなのだと。 ところが袴田事件の再審を求めた今回の静岡地裁の判決は、再審開始を認めた上で、さらに次のように袴田さんの釈放を命じた。 「これ以上、拘置を続けるのは耐え難いほど正義に反する」と。 その春秋の記事は、この「決めゼリフを超えた決めゼリフ」の言葉についてこう感想を述べている。 「こんなにも憤怒のにじみ出た司法の言葉を知らない」と。 袴田事件についての感想はこれに尽きる。 そして世の中には、この袴田事件と同じような国家権力の不正義が、何の鉄槌も下されることなく見逃されている事の何と多い事か。 袴田再審決請求判決が教えてくれる事。 それは、国家権力の不正義を追及する戦いの手を緩めてはならないという事である(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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