□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2013年9月19日第697号 ■ ============================================================= パレスチナ人に対する虐殺が見事に抜け落ちている朝日の記事 ============================================================= きょう9月19日の朝日新聞オピニオン欄のインタビュー記事は「ジェノサイドと現代」と題して、元国際司法裁判所判事のトーマス・バーゲンソールという人物の意見を掲載している。 シリア情勢に打つ手のない現状の中で、いかにも朝日らしいインタビュー記事だ。 その記事の中でバーゲンソール氏が語っている要旨はこうだ。 虐殺を生む土壌はいつ、どこの国でも存在する。人間が人間に対して想像もできないような残虐な振る舞いをすることは、日本でも、どこの国でも起こりえる。だから「憎悪の連鎖」を絶ち、扇動を拒絶する教育を行なって希望を次世代に託すほかはない、と。 もっともな意見だ。 しかし私が注目したのはそこで引用されている事例である。 アウシュビッツから生還したというバーゲンソール判事がナチスのユダヤ人虐殺に言及するのは当然だ。 しかし彼は次のように続ける。 「・・・国際社会が政治指導者を裁けるようになった。とはいえ、まだまだ長い道のりです。これだけ国際法があるにもかかわらず、残念ながらルワンダやカンボジア、バルカン半島、そして今もシリアなどで虐殺は続いています・・・」 そこには見事にイスラエル政府によるパレスチナ人虐殺が抜け落ちている。 戦後の国際政治において、かくも長い間、特定国の政治権力が特定民族を弾圧、虐殺し、それでいていかなる国際制裁をも免れてきた事例は、パレスチナ問題をおいて他にない。 しかもパスチナ問題は今も最大の国際人道問題として世界を苦しめている。 朝日新聞がそれを知らないはずはない。 なぜその事について朝日は聞こうとしなかったのであろうか(了) ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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