□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2012年7月19日第549号 ■ ============================================================== 経団連「夏季フォーラム」という無意味な勉強会 ============================================================== 毎年夏に日本一の避暑地で主要な財界人が集まって開かれる「夏季 フォーラム」という勉強会がある。 今年も19日から開かれたという記事があった。 そこで日本の経済政策に影響を与えるような重要な話し合いが行なわ れたこともかつてはあったかも知れない。 しかしこの種の「勉強会」はおよそ功なり名を遂げた社長たちの社交の 場であり、さもなくば暇つぶしであると相場が決まっている。 今年の夏季フォーラムはまさしくそうだと7月20日の産経新聞の記事 を読んでつくづくそう思った。 初日には外交評論家の岡本行夫氏らが来て基調講演を行なったという。 岡本氏の言う事は聞かなくてもわかっている。 日米同盟の重要性を百年一日の如く繰り返すだけだ。 そこには激動する世界情勢に冠するあらたな情報も、それに対応する 機動的な対応策などない。ひたすら日米関係の重要性を訴えるだけだ。 そんな話を聞くぐらいなら、今年こそは「戦後史の正体」を世に出そ うとしている孫崎享氏の話を聞いたほうがよっぽど為になるはずだ。 同じ外務官僚OBでもその勉強量と外交分析の差は歴然としている。 経団連と考え方の違いがあったとしてもだからこそ勉強になるはずだ。 そういう考えに及ばないところこそ、経団連夏季フォーラムがマン ネリ化した無意味な集まりである事の証拠だ。 しかし私がこの産経の記事で言いたいのはその後に書かれていた次の くだりである。 そこには要旨こう書かれている。 「・・・ 民主党政権下では、首相が3年連続、3代続けて夏季セミ ナーに参加しないことになる。平成22年夏には鳩山首相を招待したが 「政局優先」を理由に断られ(筆者註:その年6月の総理辞任で出席不可) 、23年夏には菅直人前首相の原発事故対応に抗議して招待しなかった 経緯がある。 今回は、経団連(米倉会長)が野田首相を『支える』スタンスを表明し ている中での欠席で、落胆ムードも漂っている・・・」 驚いた。 「死に体」野田首相を招待する感覚を疑うが、それよりも「死に体」 野田首相断られて落胆ムードだというのだ。 もはや経団連という財界人の集まりはほとんど意味がないということ である。 了 ─────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください。 ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

新しいコメントを追加