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天木直人のメールマガジン ― 反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説

天木直人(元外交官・作家)

天木直人

空洞化する日米財界人会議と「日米同盟深化のウソ」
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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ □■ 天木直人のメールマガジン2011年12月2日第845号 ■     =============================================================   空洞化する日米財界人会議と「日米同盟深化のウソ」                                           ============================================================  12月2日の日経新聞が一段の小さな記事でこう報じていた。  すなわち、日米の経営者が経済問題などを議論する日米財界人会議が 12月1日、ニューヨークで始まった。ところが、TPPをめぐる議論 の前哨戦として注目される今回の会議であるが、米側の大物出席が減り、 盛り上がりを欠いている。両国議長(日本側議長は米倉経団連会長)の いずれも体調不良で欠席・・・  この記事を読んで私は10数年前の事を思い出した。  確か1998年ごろの事だ。私が米国デトロイトの総領事をしていた 時、日米財界人会議の中西部地区会議があって私も陪席した。その時 米国側の財界人の出席が年々減ってきていることを日本側議長(故石川 六郎鹿島建設会長)が私の前で憂いながら呟いたことがあった。この まま行けば日米財界人会議はやがて終わってしまうと。  幸いにもまだ終わってはいないが、もはや完全に空洞化していると いうことだ。  日米財界人会議は毎年一回日米交互で開かれ今回で48回目になると いう。  これが発足した1960年代中ごろは、東京オリンピックに象徴され る日本の高度成長の始まりの頃だ。  日米関係強化のため財界も一役買おうとして始まった意気込みが伝わっ てくる。  それから半世紀近くたち、いまではこの状態だ。  それは財界だけではないに違いない。  議員交流も、民間人交流も、学生の米国留学も、なにもかも日米間の 関係は希薄になりつつあるのではないか。  12月1日の産経新聞が野田首相が来年1月にも、普天間、TPP、 増税、武器輸出緩和などの手土産を持って訪米すると報じている。  その前に、玄葉外相が12月18日から訪米し、さらに輿石幹事長を 団長とする訪米団を来年1月にも派遣すると、樽床幹事長代行が訪問先の ワシントンで記者会見を開いて話している(11月24日読売)。  およそ米国との関係は皆無と思われる輿石幹事長が訪米して何を話すと いうのだろうか。  日米同盟重視を唱えれば唱えるほど日本政府のむなしさが目立つ。                                            了 ──────────────────────────────── 購読・配信・課金などのお問合せやトラブルは、 メルマガ配信会社フーミー info@foomii.com までご連絡ください ──────────────────────────────── 編集・発行:天木直人 ウェブサイト:http://www.amakiblog.com/ 登録/配信中止はこちら:https://foomii.com/mypage/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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