■□■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■□■ 【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】 ■□■ 天木直人のメールマガジン 2009年9月3日発行 第336号 □■ ──────────────────────────────── ■ 宇宙人鳩山宰相が日米関係を切り拓くことを夢見る ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ あまりにも大きな、そして深刻なテーマであるから、一国の総理を宇宙人と茶化して書かせていただく事 をお許し願いたい。 これから書く事は冗談めいたかたちで書くが、実は私は、ない知恵を絞って必死で書いている。おそらく これまでに書いてきた336編のメルマガのなかで、一番力を入れて書いている。 テーマはもちろん鳩山次期首相とオバマ大統領の電話会談である。 それを通して見えてくる鳩山・オバマ政権下の日米関係の将来である。 以下はすべて私が公開情報に基づいて書く事である。今の私には何の機密情報も特集情報もない。 そんなものは要らない。 これまでの日米関係の歴史を正しく知り、理解していれば、そして日本の将来を考えれば 誰もがたどり着く事である。多くの日本人にとって好ましい、健全な日米関係である。 今回の電話会談は、従来の電話会談が日本側からの要請で行われたものであったのに対し、米国側からの要請で 行われたものであるという。 それが本当なら歓迎すべきことだ。やっと米国が日本の動向に関心を持ったということだ。 何が話し合われたのか。鳩山次期総理は米国側からの要請で、それを公にすることはできないと答えた。 相手国のある外交であるからすべてを公開できない事は理解したい。 しかし、鳩山民主党政権が国民に約束し、国民が鳩山政権に期待している最大の課題の一つが徹底した情報公開である。 次回からの日米首脳会談においては、相手の了解を得た上で、出来るだけ多くの事を国民に知らせるよう 努力してもらいたい。そしてそれは、その気になれば簡単にできるはずだ。 「私は国民の圧倒的な支持を得て政権に就こうとしている。私には国民への説明責任がある。国民に説明 できないような話は原則として私は出来ないことを理解していただきたい」と述べればいいのだ。 オバマ大統領にそれがわからないはずはない。 今度の電話会談は外務省の立ち合いがなかったと報じられている。それが事実であれば画期的なことだ。 首脳会談に官僚の介在はいらない。それこそが鳩山新政権の最優先事項、官僚支配からの脱却である。 官僚を敵視するのではない。排斥するのでもない。だから会談内容はすぐに正確に外務省に伝えて 今後の日米外交に齟齬をきたさないようにしなければならない。 しかし政策はあくまでも鳩山次期首相がつくるのだ。できるだけ多くのブレーンを周りにあつめ、そしてその中には 正しい考えを持っていると思う現職外務官僚も仲間に入れて、そして一国の宰相として決断して政策を決めるのだ。 これからの日米関係はまさしくその基本姿勢で構築していかなければならない。 もうひとつ、鳩山次期首相の日米首脳外交は大使を活用して行なわれるべきであるということだ。 きょう9月3日の日経新聞に小さく出ていた。きょう鳩山次期首相はルース駐日大使と会談すると。 私はかつてこのメルマガで書いた。鳩山次期総理はルース大使との信頼関係を一日もはやく、そして誰よりも強く、 構築しろ、と。 なぜか。それはルース大使こそオバマ大統領の代理であるからだ。対日関係についてはルース大使の意見を オバマ大統領は誰よりも重視する、耳を傾ける。たとえそうでなくとも、これからの二人の関係でそれを実現 しなければならない。 そして、鳩山次期総理は、同じ事をしなければならない。つまり自分が最も信頼できて、そして対米外交を 任せることのある人物を、できるだけ早い機会に駐米大使として政治任命するのだ。 この事は色々な意味で革命的である。 一つは脱官僚支配の実現という公約を国民の前に示す第一号になる。 人事を掌握することは官僚支配の要諦である。外務官僚にとっての最重要ポストは駐米大使である。 外務官僚の間でたらいまわししてきた駐米大使のポストを政治任命することは、それだけで外務官僚が 独占してきた外交を国民の手に取りもどす事になる。 それに、今の外務官僚には駐米大使の任は大きすぎる。いいかえれば外務官僚が駐米大使を行っているかぎり まともな日米外交はできない。 もっともっと能力があり、国民にとって好ましい人材は世の中に多く存在する。 総理経験者でもいい。現職の大物民主党議員でもいい。財界人でも有識者でもいい。正しい日米関係を担うに ふさわしい日本人を鳩山次期首相は必死で探して、自分の分身として米国に送る込むべきだ。 このことは鳩山次期首相の片腕となって外交を担う外務大臣の人事にも言える。 外務大臣と駐米大使、この二つのポストを誰に託するかによって鳩山外交は決まるのだ。 ところで鳩山・オバマ電話会談で何が話し合われたのか。わずか10分間の電話では具体的な懸案事項など 話す時間はなかったというのはその通りだろう。 「米国と日本でともに民主党政権ができた」、「民主党政権が日本に出来たのはオバマ大統領のおかげだ」 というエールの交換があったという。それはよい出だしだ。お互いが交わした言葉もいい。 しかしそれだけではないはずだ。オバマ大統領は鳩山次期首相に対し、新しい政権になっても日米同盟関係を 維持する事を求めたことは間違いない。 この事は鳩山次期首相も求めている。「日米同盟関係が重要である事を確認し合った」と。 これを恫喝だという人がいる。私もそう思う。 しかし、恫喝かどうかはそれを受け取った側の人の受け止め方と対応ですべてが決まる。つまり鳩山次期首相が これをどう受け止め、これからどのような外交を行っていくかにかかっている。 すべてはこれからだ。だから私はこのメルマガを書いているのだ。鳩山次期総理に届くように。 言葉遣いの点でどうしても鳩山次期首相に理解してもらいたい事がある。これは日米関係を語る上で。 もっとも重要な点であるからだ。 まず日米同盟という言葉を避け日米友好関係という言葉を意識的に使うことだ。 日米同盟関係の意味するところは日米軍事協力関係である。日米軍事協力関係を続ける限り、対等な日米関係は ありえない。いつまでたっても日本は米国の軍事協力圧力に悩まされ続ける事になる。憲法9条違反の問題から 逃れられない。 そうではないのだ。重要な事は、これからの日米関係は、軍事面以外の面で日米友好協力関係を進める事である。 いやそれだけでは不十分だ。日米友好協力関係を進めていくと同時に、これまでの軍事面での協力を漸減させて いく事である。 9月1日の日経新聞紙上で、元米駐日大使特別補佐官のケント・カルダー教授がこう言っている。 「・・・民主党政権は日米が協力できる点を強調すべきだ。オバマ政権が重視する環境・エネルギー対策が 柱となるだろう。これら非軍事面の分野の協力を拡大していくことで日米同盟を強化できる・・・」 これは、これまでの日本の外務官僚が言い続けてきた事である。大きな詭弁だ。 なにが詭弁なのか。非軍事面の分野の協力をいくら拡大してみたところで、米国に日本に対する軍事協力要請は 何も変わらない。 つまり、あれか、これかではなく。あれも、これもである。 非軍事面での協力拡大は、軍事面における米国の圧力とそれに屈する日本の従属から国民の目をそらすものなのだ。 これからの日米関係はごまかしをくりかえしてはいけない。 非軍事面での協力はいくらでもする、譲歩もする、同時に日米友好協力関係は、軍事面の協力から非軍事面の 強力にシフトしていかなければならないのだ。 米国はそれを許さないだろう。今までのように自民党政治家と外務官僚に日米外交をゆだねていては、 米国の要求に従わざるをえない。 しかし日本国民に目を向けて、日本国民に日米外交を情報公開し、そして、これからの日米関係は、 日本国民の暮らしや経済の回復に寄与するものにしたい、それが日本国民の願いだ、こうオバマ大統領に 明言すれば、それができないはずはない。 鳩山次期首相に託された使命はここにある。それは従来の常識では考えられないことかもしれない。 しかし宇宙人鳩山宰相である。彼だからできる。オバマ大統領の米国であるうちにそれを実現しなければ ならない。 鳩山・オバマでそれが出来なければ、正しい日米関係の構築は近い将来は不可能である。 もうひとつ、鳩山宰相に知ってもらいたい。対等という言葉は不適当である。何も米国と肩を並べる必要はない。 従属的な外交から脱却すればいいのだ。それは対等な関係を目指すことではない。対等な外交を行うことではない。 卑屈でない外交、国民の事を最優先した自主、自立した日本を取り戻すことなのだ。 最後にみのもんたの番組のエピソードを紹介してこのメルマガをとりあえず終えることとしたい。 鳩山次期首相の対米外交についてはこれからも毎日のように書き続けて行く。 それが鳩山政権の最重要事項であるからだ。私の最大の関心事であるからだ。 今朝の「みのもんたの朝ズバッ」でこういう場面があった。 午前5時36分ごろに日米首脳電話会談を報じた時、解説者の、しま信彦氏がエールの交換を歓迎した後で、 「鳩山代表は国民の圧倒的な支持を受けて政権をとった、その事をオバマ大統領の伝え、私の後ろには国民が ついているという気持ちで外交をやってもらいたい」というような事を言った。 正確な言葉遣いは忘れたがそういう事だ、日頃私が繰り返し言っている事だ。対米外交の最後の切り札である。 私が驚いたのは、それを聞いたみのもんたが、なんといい言葉であるかと絶賛し、実は私は今日(9月3日) 外国人記者クラブで話す事になっているが、その言葉を使わせてもらっていいか、と口にしたのである。 みのもんたが、そういう認識をしてくれればいい。 国民のための対米外交をすれば米国の戦争なんかに付き合う余裕はいまの日本にはないという結論になる。 鳩山論文は多くの日本人の考えていることだということになる。 それは決して反米的なものではなく、それを反米的だと決めつける米国人がいるとすれば、彼らは日本国民の 苦しみに気づかない反日的な米国人であるということになる。 みのもんたにはそこまで言ってもらいたい。みのもんたならそれが許される。 果たして外国人記者クラブでみのもんたはどのような話をするのだろうか。 そしてそれをメディアはどのように報じるのだろうか。 ───────── 天木直人のメールマガジン 2009年9月3日発行 336号 天木直人メルマガ懇親会のお知らせ 以下のとおり懇親会を再開します。参加費は無料。ただし会場借料を参加者の人数に応じて分担させて いただきます。概ね100円から500円見当です。 当日は受付も何もしません。無断欠席、途中参加、退席自由です。 記 9月05日(土) 鶴岡(山形県)懇親会 場所 鶴岡市出羽庄内国際村(2階和習室) 時間 13:30-16:30 9月13日(日) 徳島(徳島県)懇親会 場所 徳島氏ふれあい健康館第2会議室 徳島市沖浜東2-16 電話 088-657-0190 徳島駅前市営バス3番乗り場 「ふれあい健康館行き」終点下車 時間 13:00-17:00 9月20日(日) 名古屋(愛知県)懇親会 場所 愛知県勤労会館鶴舞プラザ 名古屋市鶴舞(JR中央線、地下鉄鶴舞線鶴舞駅 下車徒歩7分)鶴舞駅下車徒歩6-7分) 時間 13:00-17:00 10月03日(土) 豊橋(愛知県)懇親会 場所 豊橋市民文化会館 第三会議室 〒440-0862豊橋市向山大池20-1 TEL:0532(61)5111 FAX:0532(64)1356 豊鉄バス(豊橋駅前4番乗り場) 岩田団地線・西口線・飯村岩崎線・金田住宅線台町 バス停下車徒歩3分 駐車場158台 時間 13:30-16:00 10月10日(土) 静岡(静岡県)懇親会 場所 静岡市民文化会館(第一会議室) 「静岡市民文化会館」 駐車場あり 約260台収容 住所:静岡市葵区駿府町2-90 電話:054(251)3751 静岡駅北口 20番バス停留所から すべて静岡市民文化会館へ行きます 時間 13:00-16:30 動画販売のお知らせ 副島隆彦氏との対談録画が販売開始されましたので以下の通りご案内します。 ◎徹底討論「2009年夏の総選挙」我が国ニッポンの変わり方 http://www.mag2market.com/file/2415 ◎徹底討論「アメリカ覇権崩壊後」の新しい世界 http://www.mag2market.com/file/2416 ◎プロフィールページ http://www.mag2market.com/profile/914/ ◎無料サンプル http://www.dailymotion.com/Mag2debate

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