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Introduction:2025年2月5日、週刊文春 電子版に衝撃的な記事が掲載された。『石丸伸二 都知事選で重大疑惑《事務担当者は「こんなん捕まるぞ」》』と題されたそれは、昨年2024年の東京都知事選にて大躍進した石丸伸二による「公職選挙法違反疑惑」を伝える内容である。
週刊文春の紙面の発売は基本、毎週木曜日。
一方、電子版の有料会員になると一日早い水曜日に記事を読むことができる。
2月6日の木曜に記者会見を予定していた石丸氏にとって、この報道はまさに "寝耳に水" だったに違いあるまい。
事実、翌日の記者会見においては公選法違反疑惑に関する質問が飛び交い、石丸氏は多くの時間を釈明に費やさざるを得なかった。
今回の公選法違反疑惑は、公選法に明るくない一部の石丸陣営スタッフによる悪意のないミスであるかのように伝えられ、大方のメディアの人間もそのように認識していると思われる。
かくいう筆者もそんな一人だったが、その後の取材によって「悪意のないミス」に疑問を持つようになった。
今回は週刊文春でも触れなかった観点から、「石丸伸二 公選法違反疑惑」を考えてみたい。