… … …(記事全文4,099文字)
※当メールマガジンは画像が掲載されておりますのでウェブで読んでいただくよう、お願いします。過去記事も同様です(閲覧に際しては〔ウェブで読む〕ボタンをクリックしてください)
Introduction:最近の政治の話題として盛り上がっているのが、9月12日告示-9月27日投開票の自民党の総裁選である。
8月26日には河野太郎デジタル行政担当相の自民党総裁選出馬に伴う記者会見が開かれ、筆者はこれに参加した。
実際に参加した者としての率直な感想としては、激しい「既視感」である。
つまり、壇上での河野氏は何かを語っているようで、実は何も語ってないように思われ、話の内容がまるで頭に入ってこないのだ。
そしてこの感覚は、過去に経験したことがあるもの──先の都知事選における小池都知事の街頭演説を彷彿とさせるものだった。
小池都知事の演説は様々なトピックを総花的になぞるだけで、その内容は極めて薄く、結果、心に響かなかったのだ。
──そんな既視感をもたらした河野太郎氏の記者会見。
むしろ記者との質疑応答の中に、そのポイントを見出すことができた。
今回はポイントとなる以下の3点について考察したい。
1.原発政策について
2.マイナンバーカードについて
3.SNSでのブロックについて