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初期段階:人を小馬鹿にし冷笑するキャラ
2020年8月、人口約2万4000人の小さな広島県安芸高田市の市長となり、議会をdisり、議員を罵倒しながら知名度を上げてきた石丸伸二氏である。
このような片田舎の市長が有名人となること自体、極めて異例のことだった。
これも一重にインターネット、とりわけYouTubeやTikTokといったSNSのお陰──石丸氏はネット民の間では十分に周知された有名人だったのだ。
そんな彼が東京都知事選に立候補し、想定外の大躍進を遂げたことで一躍注目を浴び、石丸氏の知名度は全国区へとのし上がった。
ここまでは「大成功」である。
しかし、その後のメディア対応で彼はつまづいた。
都知事選の終了直後、選挙特番での "塩対応" に多くの非難が集まった。
最も象徴的だったのがフジテレビの選挙特番で、元乃木坂46の山崎怜奈氏への対応である。
(7月7日 フジテレビ「Mr.サンデー“七夕決戦”都知事選SP」)