ウェブで読む:https://foomii.com/00263/2022070216585696415 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ASKA サイバニック研究所 ●大江山の酒呑童子【しゅてんどうじ】は実在した? 2022年07月01日 ─────────────────────────────────── 第66代一条天皇の頃、茨木(荊木)童子など日本中の鬼共の頭目に「酒呑童子【しゅてんどうじ】」という眼球が15個、5本の角を持ち、五色の体の大鬼がいて、平安京を荒らしていたと『大江山絵詞』(室町時代)や『御伽草子』(江戸時代)が記している。 「酒呑童子」の隠れ家は「大江山」の深い洞窟とされ、京の姫君が次々と神隠しに遭う事態に、一条天皇が安倍晴明に占わせたところ、大江山の「酒呑童子」の仕業と判明、そこで朝廷は995年(長徳元年)に摂津源氏の源頼光【みなもとのらいこう】と、嵯峨源氏の藤原保昌【ふじわらのやすまさ】らを征伐に向わせたという。 頼光四天王の「渡辺綱【わたなべのつな】」、「坂田公時【さかたのきんとき】」、「碓井貞光【うすいさだみつ】」、「卜部季武【うらべのすえたけ】」らも同行して討伐隊が結成、全員が修験者の山伏姿で「大江山」に入った。 するとそこに立派な屋敷があり、門を叩いて一夜の宿を求めたところ、中から出てきたのは背丈3メートルを超える巨大な童子で、奥に通された後、「自分は比叡山から追放された」と身の上話を始め、おそらく伝教大師(最澄)の法力に恐れを成して逃げ出したと思われた。… … …(記事全文12,567文字)
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