… … …(記事全文2,217文字)最近、と言ってもここ数年の傾向なのだが、日本と日本人がいかに素晴らしいかを強調する動画がインターネット上に溢れている。
念願の日本旅行を両親にプレゼントされて涙ぐむ少女、二週間の日本旅行の最終日の夜、母国に帰りたくないとブルーになる青年、帰国後に自国と日本とのあまりの違いに日本ロスになる女性、自国が嫌でアニメなどで知った日本に救いを求めて来日、日本人の彼氏と日本の良さをアピールする動画作成する女子留学生等々。
形は様々だが、人々がマナーを守る、常に他人を思いやりながら行動する、電車が時刻通りに来る、町が安全できれいなど、日本の教育レヴェル、モラルの高さを賛美するもの、すし、ラーメン、おにぎり、サンドイッチ(コンビニのたまごサンドが爆発的人気)など、食べ物のおいしさを絶賛するもの、温泉や四季折々の風景、伝統文化が受け継がれていること、そして何といってもアニメ文化とその聖地秋葉原界隈など、紹介される内容は日本人にとっては特に驚くようなものではない。
ところが、その動画を投稿しているのが日本人であることもしばしばだ。
しかも、日本褒めという分野に特化していて、コメント欄から推測すると視聴者の大半が日本人だというケースがとても多いということだ。
そう思ってあるときこういう動画の典型的投稿者が何者なのかを探ってみたところ、YouTubeのみを収入源とし、他に働いている様子が見られなかった(もっとも登録者数が40万人弱なので十分稼ぐことができているはずである)。
彼は外国人彼女と共同でチャンネルを運営しているが、かつての動画は彼女が日本の良さに驚くという件がほとんどだったのが、最近では彼女の家族を日本に呼び寄せ、驚かせる件へとシフトしている。
そこで思ったのだが、彼ら自身にはそのつもりはないかもしれないが、こういうチャンネルは何らかの目的のために利用されてはいないだろうか?

購読するとすべてのコメントが読み放題!
購読申込はこちら
購読中の方は、こちらからログイン