Foomii(フーミー)

動物にタブーはない! 動物行動学から語る男と女

竹内久美子(動物行動学研究家 エッセイスト)

竹内久美子

つり目ポーズがやめられない欧州人?

まず前回の話題で石原裕次郎氏のヒット曲の題名に記載ミスがありました。

正しくは「夜霧よ、今夜もありがとう」です。

今夜が今日になっていました。

失礼しました。

 

さて、このところ世界的な話題となっているのは、ミス・フィンランドに輝いた女性が東アジア人を侮辱するポーズである「つり目」ポーズをとり、「中国人と食事中」というキャプションをつけた写真を自身のインスタグラムに投稿したことである。

11月末、サラ・ザフチェさんという9月にミス・フィンランドに選ばれ、11月にはミス・ユニバース世界大会にも出場した女性が投稿すると、人種差別だと大騒ぎになった。

 

12月1日、フィンランドの大衆紙「イルタ・サノマット」の取材には「頭痛でこめかみ周辺をもんでいた」と苦しい言い訳をし、12月8日には自身のインスタグラムで「決して私の意図したものではありませんでした」と謝罪した。

人種差別でないとしたら、何を意図したのだろうか?

 

この事態を重く見たミス・フィンランド公式インスタグラムは12 月10日、「人種差別や差別的行為を一切容認しない」と表明し、翌11日にはミス・フィンランドの称号を剥奪すると発表した。

 

ミス・フィンランドコンテストは1931年からの歴史があり、その称号は「尊敬、平等、責任、人間の尊厳」という価値観を体現するもので、称号の持ち主は「フィンランドとフィンランド人を世界に代表する立場」にある。

 

となると、サラさんの行いは真っ向からはずれ、ミス・フィンランドには全くふさわしくない。

剥奪も当然だろう。

 

ところがミス剥奪は厳しすぎると、右派政党で連立与党の「フィンランド人党」の国会議員3人(女性1人を含む)が一斉にSNSに投稿。

3人とも「つり目」ポーズをとって擁護したのだ(そのうちの1人は出っ歯ポーズも同時に行っている)。

 

… … …(記事全文2,884文字)
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