… … …(記事全文2,819文字)大谷翔平氏の元通訳、水原一平氏の違法賭博問題が世間を騒がせている。
水原氏はともかく、私としては大谷氏までがこの件で制裁を受けることがないよう、ひたすら祈るばかりだ。
手元にある「週刊文春」(4月4日号)によると、そもそもの発端はFBI(米連邦捜査局)が、南カリフォルニアに拠点を置く違法賭博業者、マシュー・ボウヤーなる人物を捜査したことによる。
カリフォルニア州ではスポーツ賭博が禁止されている。
ボウヤー氏は元々、ただのギャンブル好きであり、全米のあちこちで巨額の負債を抱えていたが、違法賭博の世界に進出。
やがてスポーツ選手や富豪を顧客とする胴元となり、自身も富豪の仲間入りをした。
このボウヤー氏を捜査する過程でオオタニ・ショウヘイの名が浮上し、皆さんご存じの通り、多額の送金が大谷氏の銀行口座からこの業者になされたのだ。
一方、水原氏がボウヤー氏とのつながりを得たのは、ロサンゼルス・エンゼルス時代の大谷氏のチーム・メイト、ディヴィド・フレッチャー氏による。
水原氏とフレッチャー氏はポーカー仲間。
クラブハウスでよく賭けをしていた。
実はフレッチャー氏とボウヤー氏とは旧知の仲であり、エンゼルスの遠征先で行われたポーカーゲームの席になぜかボウヤー氏が参加することになるのである。
これが水原氏の転落のきっかけであり、ボウヤー氏の魔の手にかかった彼は泥沼式に借金がかさんでいくことになる。
ボウヤー氏が水原氏に目をつけたのは、むろん背後に大谷氏がいるからだ。
普通のサラリーマンを借金漬けにしても回収できる金額は知れている。
しかし背後に大谷氏がいて、彼の財産を何らかの方法で引き出すことができるのなら、たとえ数億円の借金でも回収できるだろう、と。
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