ウェブで読む:https://foomii.com/00108/20230406190108107625 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ASKA サイバニック研究所 NEO 「Great-Reset」&「New World Order」の罠⑭ 2023年04月05日 ─────────────────────────────────── 1958年8月23日、中国沿岸部に位置する台湾の金門島に、中国共産党軍が猛烈な一斉砲撃を開始し、撃ち込まれた砲弾は数時間で6万発に達したとされる。 当時の台湾は、アメリカと「相互防衛条約」を締結していて、台湾本島に「アメリカ軍」も駐留していたが、数億の中国にアメリカ軍の戦闘機などの通常戦力だけで、侵攻を開始する中国軍に勝つ事は困難と判断、この「台湾海峡危機」に対し、中国本土への核攻撃の段階に入った。 元国防総省職員のダニエル・エルズバーグは、1958年の「台湾海峡危機」に関する極秘報告書で、アメリカ軍は中国沿岸部の航空基地の幾つかを小型核兵器(広島と同規模の意味)で核攻撃する準備段階に入ったとし、当時のネイサン・トワイニング統合参謀本部議長も、「台湾海峡危機」への対応を協議する軍事会議で、「中国の飛行場と砲台を小型核兵器で攻撃する必要がある。国防総省の全ての研究結果は、これが唯一の方法と示している」と発言した。 当時の台湾有事の作戦計画「OPLAN25-58」は、中国沿岸部の航空基地と砲台を、沖縄の「嘉手納基地」から飛び立った爆撃機による小型核兵器で破壊し、フィリピンの「クラーク基地」の爆撃機も参入させても、中国が台湾攻撃を止めない場合、中国の戦争遂行能力を無力化する為、「ICBM/戦略核兵器」で上海等の大都市の幾つかを消滅させる計画だった。 しかし、そうすると当時の中国と友好関係だった旧ソ連が黙っておらず、台湾本島とアメリカ軍基地の沖縄に〝報復核攻撃〟を行う可能性があった……が、それでもトワイニング統合参謀本部議長は「台湾の沿岸諸島の防衛をアメリカの国家政策とするなら、結果は受け入れなければならない」と主張した。… … …(記事全文7,036文字)
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